次の方法で共有


第 5 章 スムーズな移行のためのポイント ~フォームとコントロール編~

.NET Framework では、XML Web サービスや Web フォームが注目されていますが、Windows アプリケーションを作成するための Windows フォームやコントロールの機能アップも見逃せません。さらに、今まで同様、いや今まで以上にその重要性が増したともいえます。
というのは、今まで、「Windows アプリケーションを利用した、リッチで柔軟なユーザーインターフェイスをもつクライアントアプリケーションを提供したい」 と思っても、配置の問題で、別の、たとえば Web ベースのクライアントを選択せざるを得ないという状況がありました。しかし、.NET Framework では、容易なデプロイメント (第 2 章参照) が可能になったため、配置はそれほど大きな問題ではなくなったからです。
また、Visual Basic 6.0 で作成した既存の Windows アプリケーションは、アップグレードウィザードによりアップグレードされるため、それをもとに適切に修正することで比較的簡単に新しい Windows アプリケーションを作成できます。
ここでは、フォームとコントロールを利用した Visual Basic 6.0 からの変更点を、「Visual Basic .NET への移行」 にフォーカスして紹介していきます。

変更ポイント

Windows / Web アプリケーションをどのように作成するようになるのか、またコンポーネントはどうなるのか、といった変更ポイントを紹介します。

アップグレードウィザードによる変更点

アップグレードウィザードがどのような変更を加えてくれるかを紹介します。

今、何をしておくべきか?

Visual Basic .NET での変更に備えて、現在開発中の Visual Basic 6.0 のプロジェクトをどのように構成しておけばよいかの指針を紹介します。

関連・補足項目

各項目に関連する開発上のヒントや補足事項を紹介します。

  • 変更点だけを効率よく知りたい方は 変更ポイント のみ、または 変更ポイント関連・補足項目 をお読みください。
  • アップグレードウィザードの効果を知りたい方は アップグレードウィザードによる変更点 をお読みください。
  • Visual Basic .NETへの移行を考慮したVisual Basic 6.0のプログラミングのポイントを知りたい方は 変更ポイント今、何をしておくべきか? をお読みください。
  • Visual Basic .NETを予習し、スムーズな移行を目指す方は 変更ポイント から 関連・補足項目 まで、すべてお読みください。