元の KB 番号: 2846350
症状
以下のシナリオについて考えてみます。
- Microsoft Outlook 2013 を実行しているコンピューターがある。
- 基本認証を使用するように構成されたプロキシ サーバーを使用して、インターネットにアクセスします。
- Outlook 2013 を使用して、HTML 形式の電子メール メッセージを開きます。
- HTML 形式の電子メール メッセージには、プロキシ認証を必要とするイメージへの HTTP 参照が含まれています。
このシナリオでは、認証を求めるメッセージは表示されず、イメージは表示されません。
決議
この問題を解決するには、次の手順に従ってください。
Start を選択し、Run を選択し、Open ボックスに「regedit」と入力し、OK を選択します。
次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common
Edit メニューの New をポイントし、 DWORD (32 ビット) 値を選択します。
「 AllowImageProxyAuth」と入力し、Enter キーを押します。
Details ペインで、AllowImageProxyAuth を右クリックし、Modify を選択します。
[データの 値 ボックスに「 1 または 2」と入力し、 OK を選択します。
レジストリ エディターを終了します。
メモ
- 手順 6 で値を 1 に設定すると、「現象」セクションで説明されているシナリオで Outlook セッションごとに 1 回認証を求められます。 認証要求を取り消した場合、その Outlook セッション中にもう一度メッセージが表示されません。 このオプションでは、Outlook セッションごとに少量のネットワーク オーバーヘッドが発生します。
- 手順 6 で値を 2 に設定すると、必要なときに認証を求められます。 通常、Outlook セッションごとに 1 回認証を求められます。 ただし、一部のシナリオでは、複数回プロンプトが表示されることがあります。 たとえば、1 つのイメージの認証要求を取り消すと、プロキシ認証を必要とする次のイメージの入力を求められます。 このオプションでは、ダウンロードしたイメージごとに追加のネットワーク オーバーヘッドが発生します。 電子メール メッセージに複数の画像が含まれている場合、ネットワークのオーバーヘッドが増加すると、Outlook のパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 手順 6 の値が存在しない場合、または値を 0 に設定した場合認証を求めるメッセージが表示されず、イメージが表示されない可能性があります。