選択ツール
Microsoft Expression Design では、4 種類の基本ツールを使用してページ上のオブジェクトを選択できます。
選択ツール 選択ツール (V キーを押す) を使用すると、ドキュメント内の 1 つまたは複数のオブジェクト全体を選択できます。オブジェクトをクリックして選択するか、1 つまたは複数のオブジェクトをマーキーでドラッグして選択します。オブジェクトを選択するときに、オブジェクト全体を囲む必要はありません。マーキーでオブジェクトの一部を選択するだけでオブジェクトを選択できます。
グループ選択ツール [グループ選択] ツール (Shift キーを押しながら A キーを押す) には、[選択] ツールと同じ機能がありますが、[グループ選択] ツールはオブジェクト グループやクリッピング マスク グループなどのグループに対して有効な点が異なります。[選択] ツールでグループをクリックすると、常にグループ全体が選択されます。[グループ選択] ツールでは、グループ内の 1 つまたは複数のオブジェクトを選択できます。
個別選択ツールとなげなわで選択ツール [個別選択] ツール (A キーを押す) と [なげなわで選択] ツール (Q キーを押す) は、パスまたはシェイプの 1 つまたは複数のアンカー ポイント (ノード) を選択するためのツールです。これらのツールを使用し、クリックするかマーキーをドラッグして、1 つまたは複数のオブジェクト全体を選択することもできます。ポイント上をクリックするかマーキーでドラッグすると、ポイントだけが選択されます。それ以外の場合は、オブジェクト全体が選択されます。
その他の選択ツール
[塗りつぶしの変換] ツール は、イメージまたはグラデーションが含まれるパスを選択することが本来の目的ですが、このツールでオブジェクトを選択することもできます。このツールでシェイプを選択した後に指定する変換 (回転と拡大縮小ハンドルのドラッグなど) は、オブジェクトそのものではなく、オブジェクトのコンテンツに適用されます。
[ペイントブラシ] ツール は、通常、シェイプの描画に使用されますが、このツールでページ上のオブジェクトを選択することもできます。オブジェクトをクリックするだけで、そのオブジェクトを選択できます。
選択の解除
これらのいずれかのツールを使用してドキュメントの空の領域をクリックすると、ページ上のすべてのオブジェクトの選択が解除されます。または、[選択] メニューで [選択解除] をクリックします (または、Ctrl キーと Shift キーを押しながら A キーを押します)。
オブジェクトを選択するメニュー コマンドの詳細については、「[選択] メニューのコマンドの使用」を参照してください。
選択内容の追加または削除
1 つのオブジェクトまたはグループを選択した後に、選択内容に別のオブジェクトやグループを追加できます。
[選択] ツール、[グループ選択] ツール、いずれかの [個別選択] ツールで、Shift キーを押しながら別のオブジェクトをクリックするか、マーキーをドラッグします。同様に、Shift キーを押しながらクリックまたはドラッグすることによって、選択内容からオブジェクトを削除できます。
[グループ選択] ツールには、選択内容への追加を行う機能がもう 1 つあります。前述のように、グループ内のオブジェクトを 1 回クリックすると、そのオブジェクトだけを選択できます。オブジェクトをもう 1 回クリックすると、そのグループ内のすべてのオブジェクトが選択されます。グループ自体が別のグループのメンバの場合は、3 回目のクリックで、"親" グループの他のすべてのメンバが選択されます。
選択ツールへの切り替え
描画ツールや変換ツールなどの別のツールを選択している場合、Ctrl キーを押したままにして、一時的に [選択] ツールまたは [個別選択] ツール (どちらか最後に使用したツール) に切り替えてオブジェクトを選択できます。たとえば、他のツールを使用しているときに、Ctrl キーを押しながらオブジェクトをクリックすると、そのすべてのポイントを選択できます。Ctrl キーを放してもポイントは選択されたままですが、ツールは [ツールボックス] で選択されているツールに戻ります。
Ctrl キーと Shift キーを押しながらオブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトが選択内容に追加されたり、削除されたりします。