WPF プロジェクトの作成およびテスト
Windows Presentation Foundation (WPF) プロジェクトでは、ユーザーが Windows デスクトップ上で実行できる Microsoft Windows アプリケーション (.exe) をビルドします。Microsoft Expression Blend 2 を使用すると、アプリケーションのユーザー インターフェイスを容易にデザインできます。
WPF プロジェクトを作成およびテストするには
Expression Blend で、[ファイル] メニューの [新しいプロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロジェクトの種類を選択してください] で [WPF アプリケーション (.exe)] をクリックします。他のフィールドにプロジェクト名、場所、プログラミング言語、コードビハインド ファイル、および Microsoft.NET Framework のターゲット バージョンの既定値が表示されます。これらのフィールドはそのままにして、[OK] をクリックします。
新しい WPF プロジェクトが作成され、編集対象の Window1.xaml がスタートアップ ページに表示されます。
[プロジェクト] パネルをクリックして、プロジェクト用に作成したファイルを表示します。
グラフィック デザイナがプログラマと共同で WPF アプリケーションを作成する場合、グラフィック デザイナとプログラマが同時にプロジェクトを操作できます。デザイナがマークアップ ファイル (.xaml) を使用してユーザー インターフェイスをデザインしている間に、プログラマはコードビハインド ファイル (.xaml.cs または .xaml.vb) を操作できます。この場合、Microsoft Visual Studio 2008 で作業することも可能です。
アートボードの横にある [デザイン] タブまたは [分割] タブをクリックして、[デザイン] ビューが表示されることを確認します。これにより、ツールボックスで選択したアイテムをアートボード上で描画できます。
ツールボックスで [四角形] ツールを選択します。
マウスでクリックしてドラッグし、アートボード上で四角形を描画します。正方形を作成するために縦横比を維持するには、Shift キーを押しながらドラッグします。
新しい Rectangle オブジェクトが LayoutRoot オブジェクトの下に子オブジェクトとして追加されます。
オブジェクトを作成または変更する場合、Shift キーおよび Alt キーを使用すると、多くのアートボードの操作が変わります。Shift キーを押すと通常は縦横比または回転角度が固定され、Alt キーを押すと通常は中心点が維持されます。アプリケーションにオブジェクトを追加するには、ツールボックスで選択したツールやコントロールをアートボード上で描画する方法が最も一般的です。新しいオブジェクトはアクティブなオブジェクト (黄色の境界アウトラインで囲まれたオブジェクト) の子として追加されます。
[ファイル] メニューの [すべて保存] をクリックして、プロジェクトをディスクに保存します。保存は早めに、こまめに行ってください。
アプリケーションをビルドして実行するには、[プロジェクト] メニューで [ソリューションのテスト] をクリックするか、F5 キーを押します。
テスト ビルドが成功した場合は、プロジェクトがアプリケーション ウィンドウで自動的に開かれます。テストのビルドが失敗した場合、[結果] パネルにビルド エラーを表示することができます。
次の手順
メイン ドキュメント (通常は Window1.xaml) にオブジェクトを追加して、WPF アプリケーションのユーザー インターフェイスをデザインできます。詳細については、「オブジェクトの追加または変更」、「自由形式のパスの描画」、「曲線の描画」、「アートボードへのテキスト コントロールの追加」、「作業中のドキュメントへのイメージ、オーディオ、またはビデオ ファイルの挿入」、および「3D コンテンツのインポート」を参照してください。
描画するオブジェクトの外観を変更できます。詳細については、「オブジェクトの外観の変更」および「オブジェクトへのビットマップ効果の追加」を参照してください。