ブレンド モードの使用
オブジェクトの背後の色のブレンド方法を変えて、オブジェクトの外観を変更できます。オブジェクトのブレンド モードを変更すると、オブジェクトの背後の色に応じて塗りつぶしとストロークの色が変化します。
オブジェクトのブレンド モードを変更するには
オブジェクトを選択します。
[プロパティ] パネルの [外観] カテゴリで、展開ボタン
をクリックします。
[ブレンド モード] リストから、オプションを選択します。それぞれのブレンド モードについて、次に簡単に説明します。
標準 前景色が完全な不透明になります。ただし、オブジェクトの不透明度が 100% 未満の場合は該当しません。
乗算 [乗算] ブレンド モードでは色が暗くなります (ただし、前景色または背景色が白の場合は変化しません)。[乗算] は 2 色のインクの重ね刷りに似ています。たとえば、黄色の四角形を [乗算] モードに設定して青い領域に配置すると緑になります。
スクリーン [スクリーン] ブレンド モード (アプリケーションによっては "ライト") は、色付きの複数の照明を白い壁にあてるような効果です。このモードでは、ほとんどの場合、元の色より明るくなります。赤のパス、緑のパス、青のパスを重ね、[スクリーン] ブレンド モードに設定すると白になります。
覆い焼き [覆い焼き] モードでは、前景色のカラー チャネルに基づいて背景色のカラー チャネルの輝度が上げられます。前景色が黒の場合は変わりません。黒より明るい部分で背景色が覆い焼きされ、"明るく" なります。多くの場合、[スクリーン] ブレンド モードより明るくなります。
焼き込み 前景色に基づいて背景色の輝度が落とされます。前景色が黒の場合は黒になり、白の場合は変わりません。
明るく [明るく] ブレンド モード (アプリケーションによっては "輝度") では、前景色と背景色のカラー チャネルを比較して明るい方が使用されます。
暗く このモードでは、前景色と背景色のカラー チャネルを比較して暗い方が使用されます。
残領域 [残領域] ブレンド モードでは、Microsoft Expression Design によって背景色のカラー チャネルから前景色の各カラー チャネルが減算されます。2 つの色が完全に同じである場合は黒になります。2 つの色がカラー スペクトラムで正反対 (赤とシアンなど) の場合は白になります。このブレンド モードを使用するとおもしろい効果が得られますが、明るい色のソフトエッジ パスなどでは予想しない結果になることもあります。
消しゴム 前景のオブジェクトが、同じレイヤー上でそのオブジェクトより下にあるすべてのオブジェクトに対して消しゴムの役割を果たします。下にあるレイヤーのオブジェクトが透けて見えます。
関連項目
参照
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