パスのクローン
Microsoft Expression Design では、選択したパスのクローンを作成すると、元のパスと同じ外観の新しいパスが作成されます。ただし、これは実際には複製ではありません。
パスのクローンを作成するには
クローンは元のパス (マスター パス) を基にした特別な種類のオブジェクトであり、アンカー ポイントを持ちません。クローンの構造はマスター パスのシェイプに基づいており、マスター パスのアンカー ポイントを編集すると、クローンのシェイプも更新されます。
ただし、クローンには独自のストローク属性と塗りつぶしの属性を設定でき、マスター パスとは独立して変換できます。たとえば、単一のオブジェクトから 5 つのクローンを作成して、それぞれに異なるストロークを使用したり、拡大縮小や回転を個別に設定したり、異なるエフェクトを適用したりすることができます。ただし、マスター パスのシェイプを変更した場合、すべてのクローンにもその変更が反映されます。
パスを描画し (左上)、クローンを作成した後で、異なるストローク、塗りつぶし、またはエフェクトをクローンに適用できます (右上)。マスター パスのシェイプを変更すると、クローンも変更されます (下)。
マスター パスにするパスを選択します。
[編集] メニューで [クローン] をクリックします。
テキスト オブジェクトのクローンは作成できません。クローンを作成できるのは、個別のパス、シェイプ、またはパスのグループのみです(テキスト オブジェクトをパスに変換することもできますが、変換後はテキストを編集できません)。
1 つまたは複数のクローンを作成した場合は、マスター パスを指定する必要があります。
マスター パスを指定するには
クローン オブジェクトを選択します。
[選択] メニューで [マスターを選択] をクリックします。
クローンを変換するには
クローンしたパスからのマスターへのリンクを解除できます。
リンクを解除するオブジェクトを選択します。
[オブジェクト] メニューで、[オブジェクトをパスに変換] をクリックします。
マスター パスを削除してもクローンは削除されません。常に 1 つのクローンのみが通常のパスに変換されます。クローンが複数ある場合、他のクローンは変換されませんが、通常のパスに変換されたクローンが他のクローンのマスター パスになります。
関連項目
タスク
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