方法 : 64 ビット アプリケーションのダンプをデバッグする
更新 : 2007 年 11 月
このトピックの内容は、次の製品に該当します。
Edition |
Visual Basic |
C# |
C++ |
Web Developer |
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Express |
||||
Standard |
||||
Pro/Team |
表の凡例 :
対象 |
|
該当なし |
|
既定で非表示のコマンド |
Visual Studio では、64 ビット アプリケーションのクラッシュ ダンプのデバッグをサポートしています。64 ビットのクラッシュ ダンプをデバッグするには、64 ビット コンピュータに、ローカルまたはリモートのデバッグでアクセスできる必要があります。次に、64 ビット アプリケーションのダンプ ファイルを生成し、デバッグする手順について説明します。この場合、64 ビット コンピュータからダンプ ファイルを 32 ビット コンピュータに移動する必要があります。ダンプ ファイルはサイズが大きくなることがあります。ファイルを [ヒープ付きミニダンプ] で保存している場合は特にそうです。ダンプ ファイルをヒープなしのミニダンプとして保存すると、ファイルのサイズは小さくなります。ただし、バイナリへのアクセス権がなければ、Visual Studio からシンボルの読み込みやデバッグを行うことができなくなります。
メモ : |
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Visual Studio が 64 ビット コンピュータにインストールされ、ローカルでデバッグできる場合、リモート デバッグは必要ありません。 |
64 ビット アプリケーションのダンプ ファイルを保存するには
[デバッグ] メニューの [プロセスにアタッチ] をクリックします。
[プロセスにアタッチ] ダイアログ ボックスで、64 ビット アプリケーションが実行されているリモート コンピュータを選択し、そのアプリケーションに関連するプロセスを選択します。詳細については、「方法 : 実行中のプロセスにアタッチする」を参照してください。
[OK] をクリックします。
[デバッグ] メニューの [すべて中断] をクリックして、64 ビット プロセスを区切ります。
[デバッグ] メニューの [名前を付けてダンプを保存] をクリックします。
[名前を付けてダンプを保存] ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] の一覧で、[ミニダンプ] または [ヒープ付きミニダンプ] をクリックします。
ナビゲーション コントロールを使用して、保存場所を選択します。保存場所はリモート コンピュータ上で、パスはリモート コンピュータで表示されるパスになります。
[保存] をクリックします。
64 ビット アプリケーションのダンプ ファイルを読み込むには
msvsmon を実行している 64 ビット コンピュータにダンプ ファイルをインストールします。
32 ビット コンピュータで、Visual Studio を実行します。
ソリューション エクスプローラで C++ プロジェクトを選択します。
[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。
[プロパティ ページ] ダイアログ ボックスのツリー コントロールで、[構成プロパティ] の下にある [デバッグ] をクリックします。
[起動するデバッガ] の一覧で、[リモート Windows デバッガ] をクリックします。
[リモート サーバー名] をダンプ ファイルがインストールされている 64 ビット コンピュータの名前に変更します。
[リモート コマンド] ボックスに、ダンプ ファイルのパス名を指定します。
デバッグを通常どおりに開始すると、リモートの 64 ビット コンピュータでダンプ ファイルが起動されます。