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CDC::CreateIC

更新 : 2007 年 11 月

指定されたデバイスの情報コンテキストを作成します。

BOOL CreateIC(
   LPCTSTR lpszDriverName,
   LPCTSTR lpszDeviceName,
   LPCTSTR lpszOutput,
   const void* lpInitData 
);

パラメータ

  • lpszDriverName
    デバイス ドライバのファイル名 (拡張子なし) を指定する NULL で終わる文字列 (例 : "EPSON") へのポインタ。このパラメータには、CString オブジェクトを渡すこともできます。

  • lpszDeviceName
    サポートされる特定のデバイス名を指定する NULL で終わる文字列 (例 : "EPSON FX-80") へのポインタ。パラメータ lpszDeviceName は、モジュールが 1 つ以上のデバイスをサポートしているときに使用されます。このパラメータには、CString オブジェクトを渡すこともできます。

  • lpszOutput
    物理出力メディア (ファイルやポート) のファイル名またはデバイス名を指定する NULL で終わる文字列へのポインタ。このパラメータには、CString オブジェクトを渡すこともできます。

  • lpInitData
    デバイス ドライバのデバイス固有の初期化データへのポインタ。コントロール パネルを使って指定した既定の初期化 (もしあれば) をデバイス ドライバが使っているときは、パラメータ lpInitData は NULL にします。デバイス固有の初期化データのフォーマットについては CreateDC を参照してください。

戻り値

正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

情報コンテキストを使用すると、デバイス コンテキストを作成せずにデバイスに関する情報をすばやく取得できます。

デバイス名はコロン (:) で終わることを推奨しますが、省略もできます。Windows では、コロンで終わるデバイス名とコロンのないデバイス名が同じポートを指すように、終わりのコロンは取り除きます。ドライバ名とポート名の前後にスペースを付けることはできません。情報コンテキストに対しては、GDI 出力関数は使えません。

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

参照

CDC クラス

階層図

CDC::CreateDC

CreateIC

CDC::DeleteDC

その他の技術情報

CDC のメンバ