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CDocTemplate::CDocTemplate

更新 : 2007 年 11 月

CDocTemplate オブジェクトを構築します。

CDocTemplate (
   UINT nIDResource,
   CRuntimeClass* pDocClass,
   CRuntimeClass* pFrameClass,
   CRuntimeClass* pViewClass 
);

パラメータ

  • nIDResource
    ドキュメント型で使用するリソースの ID を指定します。メニュー、アイコン、アクセラレータ テーブル、文字列リソースなどを指定できます。

    文字列リソースは、'\n' 文字で区切られた最大 7 つの部分文字列で構成されます (部分文字列がない場合でも、プレースホルダとして '\n' 文字が必要です。ただし、最後の '\n' は必要ありません)。これらの部分文字列がドキュメントの型を示します。部分文字列については、「CDocTemplate::GetDocString」を参照してください。この文字列リソースは、アプリケーションのリソース ファイルに記述されます。次に例を示します。

    // MYCALC.RC

    STRINGTABLE PRELOAD DISCARDABLE

    BEGIN

    IDR_SHEETTYPE "\nSheet\nWorksheet\nWorksheets (*.myc)\n.myc\n MyCalcSheet\nMyCalc Worksheet"

    END

    文字列が '\n' 文字で始まっていることに注意してください。最初の部分文字列は MDI アプリケーションでは使用されていないので、取り込まれないからです。この文字列はストリング エディタを使って編集できます。ストリング エディタでは、7 つの部分に分けられずに、1 つの文字列として表示されます。

  • pDocClass
    ドキュメント クラスの CRuntimeClass オブジェクトへのポインタ。このクラスは、ドキュメントを表すために定義した CDocument の派生クラスです。

  • pFrameClass
    フレーム ウィンドウ クラスの CRuntimeClass オブジェクトへのポインタ。このクラスとして、CFrameWnd クラスの派生クラス、またはメイン フレーム ウィンドウの既定の動作でよければ、CFrameWnd クラス自身を使用できます。

  • pViewClass
    ビュー クラスの CRuntimeClass オブジェクトへのポインタ。このクラスは、ドキュメントを表示するために定義した CView の派生クラスです。

解説

CDocTemplate オブジェクトを構築します。CDocTemplate オブジェクトを動的に割り当て、それをアプリケーション クラスの InitInstance メンバ関数から CWinApp::AddDocTemplate に渡します。

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

参照

CDocTemplate クラス

階層図

CDocTemplate::GetDocString

CMultiDocTemplate::CMultiDocTemplate

CSingleDocTemplate::CSingleDocTemplate

CWinApp::AddDocTemplate

CWinApp::InitInstance

CRuntimeClass 構造体

その他の技術情報

CDocTemplate のメンバ