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暗号化ハッシュ アルゴリズムのサンプル

更新 : 2007 年 11 月

このサンプルでは、ハッシュ関数を使用してデータ整合性を確認する方法の例を示します。

サンプルとそのインストール手順を取得するには

  • 次のいずれかを実行します。

    • [ヘルプ] メニューの [サンプル] をクリックします。

      サンプルの情報を示す Readme が表示されます。

    • Visual Studio 2008 のサンプルの Web サイトにアクセスします。ここには、サンプルの最新版が掲載されています。

    • Visual Studio をインストールしたコンピュータで、サンプルを検索します。既定では、サンプルおよび Readme ファイルは drive:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Samples\lcid にインストールされています。Visual Studio の Express Edition については、すべてのサンプルがオンラインで提供されています。

詳細については、「サンプル ファイルの格納場所」を参照してください。

0xdxysd8.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

このサンプル コードは概念を示すためのものであり、その概念に関連するコードのみを示しています。特定の環境について必ずしもセキュリティ要件を満たしていませんので、そのまま使用しないでください。セキュリティおよびエラー処理コードを追加して、プロジェクトをより安全かつ堅牢にすることをお勧めします。これらのサンプル コードは、現状有姿のままで提供されるものであり、一切保証されていません。

このサンプルを実行するには

  • F5 キーを押します。

使用例

このアプリケーションでは、2 つのハッシュ値を比較します。1 つはファイルのテキストのハッシュ値、もう 1 つは TextBox コントロールのテキストのハッシュ値です。ハッシュ値とは、ひとまとまりのデータを、一意かつ簡潔な数値で表現したものです。テキスト ファイルは、Northwind データベースの Products テーブルの XML バージョンです。アプリケーションを起動すると、My.Resources に格納されている XML ファイルが取得され、TextBox コントロールに読み込まれます。XML ファイルのハッシュ値が算出されます。[Compare!] ボタンをクリックすると、TextBox テキストのハッシュ値が算出されます。TextBox コントロールのテキストを変更していない場合、ハッシュ値は一致します。ソース ファイルに 1 文字でも変更を加えると、ハッシュ値は変わります。

算出するハッシュの種類は、MD5、SHA1、SHA384 のいずれかを、RadioButton コントロールで決定します。各ハッシュ アルゴリズムに対しては、HashAlgorithm クラスから派生した、それぞれ別個の .NET Framework クラスが存在します。ハッシュ値の算出にはそれらのクラスが使用されます。

参照

概念

暗号化の概要

参照

MD5CryptoServiceProvider

SHA1CryptoServiceProvider

SHA384Managed

StreamReader

WriteXml

ReadXml