次の方法で共有

<wellknown> 要素 (サービス インスタンス)

  • [アーティクル]

アプリケーションがクライアントに公開する、サーバー側でアクティブ化される既知のオブジェクトに関する情報を指定します。

<configuration>

  <system.runtime.remoting> 要素

    <application> 要素

      <service> 要素

        <wellknown> 要素 (サービス インスタンス)

<wellknown  
   mode="Singleton|SingleCall"
   displayName="name"
   type="type,assembly" 
      objectUri="objectUri" 
/>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明

mode

必須属性

オブジェクトが Singleton オブジェクトか SingleCall オブジェクトのいずれかを示します。いずれかのオプションを選択する必要があります。詳細については、「アクティベーション」を参照してください。

objectUrl

必須属性

オブジェクトの URI (Uniform Resource Identifier) のエンドポイントを指定します。

type

必須属性

オブジェクトの完全型名と、型の実装のアセンブリ名を指定します。格納しているアセンブリがグローバル アセンブリ キャッシュ内にある場合は、バージョン、カルチャ、および公開キーの情報が含まれます。

displayName

省略可能属性

.NET Framework 構成ツールによって使用し、公開用に登録されたサーバー側でアクティブ化されるオブジェクトのリストを作成します。この属性は、.NET Framework リモート処理システムによっては使用されません。

子要素

なし。

親要素

要素 説明

application

アプリケーションが使用および公開するリモート オブジェクトに関する情報を指定します。

configuration

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。

service

アプリケーションが、他のアプリケーション ドメインまたはアプリケーション コンテキストに公開するオブジェクトを指定します。

system.runtime.remoting

リモート オブジェクトおよびチャネルに関する情報を指定します。

解説

オブジェクトをインターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) でホストする場合は、要求が .NET Framework リモート処理の IHttpHandler にルーティングされるように、objectUri の拡張子を .soap または .rem にする必要があります。

例

次の構成ファイルは、サーバー側でアクティブ化される既知の型、この型が存在する場所を示すオブジェクト URI、およびインスタンスのアクティブ化を制御する WellKnownObjectMode を宣言しています。

<configuration>
   <system.runtime.remoting>
      <application>
         <service>
            <wellknown 
               type="ServerActivatedType, RemoteAssembly" 
               objectUri="ServerType.rem" 
               mode="Singleton" 
            />
         </service>
      </application>
   </system.runtime.remoting>
</configuration>

関連項目

参照

リモート処理設定スキーマ

概念

リモート オブジェクトのアクティベーション
リモート アプリケーションの構成

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