自動トランザクション処理

自動トランザクション処理は COM+ によって提供されるサービスです。このサービスを使用すると、実行時にトランザクションに参加するように、デザイン時にクラスを構成できます。このサービスを使用するには、クラスを System.EnterpriseServices.ServicedComponent クラスから直接または間接的に派生させる必要があります。

COM+ では、トランザクションを必要とするクラスごとに、異なるトランザクション タイムアウトを指定できます。この機能を使用すると、長時間のバッチ ストアド プロシージャを許可しながら短時間のトランザクションを適用するなどの、矛盾したタイムアウト シナリオを回避できます。

タイムアウト値を指定しない場合は、コンピュータのシステムワイドなタイムアウト値が使用されます。トランザクションのタイムアウトは、秒単位で計測される整数値です。

トランザクション タイムアウトの設定例については、「方法 : トランザクション タイムアウトを設定する」を参照してください。

関連項目

タスク

方法 :.NET Framework クラスで自動トランザクションを使用する
方法 :SetAbort メソッドおよび SetComplete メソッドを使用する
方法 :トランザクション対応クラスで AutoComplete 属性を設定する
方法 :トランザクション タイムアウトを設定する
方法 :自動トランザクションを使用する Web サービス メソッドを作成する

参照

System.EnterpriseServices

概念

自動トランザクションと .NET Framework クラス
自動トランザクションにおけるコミットおよび中止
自動トランザクションと ASP.NET
自動トランザクションと XML Web サービス
利用可能な COM+ サービスの概要

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