/linkresource (Visual Basic)

[アーティクル]
09/30/2008

更新 : 2007 年 11 月

マネージリソースへのリンクを作成します。

/linkresource:filename[,identifier[,public|private]]
' -or-
/linkres:filename[,identifier[,public|private]]

引数

filename
必ず指定します。アセンブリにリンクするリソースファイルです。ファイル名に空白が含まれる場合、ファイル名を引用符 (" ") で囲みます。
identifier
省略可能です。リソースの論理名です。リソースを読み込むために使用する名前です。既定値はファイル名です。オプションとして、ファイルがアセンブリマニフェスト内でパブリックかプライベートかを指定できます (例 : /linkres:filename.res,myname.res,public)。既定では、filename はアセンブリ内でパブリックです。

解説

/linkresource オプションは、リソースファイルを出力ファイルに埋め込みません。リソースファイルを出力ファイルに埋め込むには、/resource オプションを使用してください。

/linkresource オプションでは、/target:module 以外のいずれかの /target オプションが必要です。

たとえば、filename がリソースファイルジェネレータ (Resgen.exe) または開発環境で作成された .NET Framework リソースファイルである場合は、System.Resources 名前空間のメンバを使用してアクセスできます。詳細については、「ResourceManager」を参照してください。実行時にその他のすべてのリソースにアクセスするには、Assembly クラスで GetManifestResource で始まるメソッドを使用します。

ファイル名はどのようなファイル形式でもかまいません。たとえば、ネイティブ DLL をアセンブリの一部として含め、そのネイティブ DLL をグローバルアセンブリキャッシュにインストールして、アセンブリ内のマネージコードからアクセスできるようにすることもできます。

/linkres は /linkresource の省略形です。

メモ :
/linkresource オプションは Visual Studio の開発環境からは利用できません。このオプションを利用できるのは、コマンドラインからコンパイルするときだけです。