Workbook.Protect メソッド (2007 System)
更新 : 2007 年 11 月
ブックを変更できないよう保護します。
名前空間 : Microsoft.Office.Tools.Excel
アセンブリ : Microsoft.Office.Tools.Excel.v9.0 (Microsoft.Office.Tools.Excel.v9.0.dll 内)
構文
'宣言
Public Sub Protect ( _
Password As Object, _
Structure As Object, _
Windows As Object _
)
'使用
Dim instance As Workbook
Dim Password As Object
Dim Structure As Object
Dim Windows As Object
instance.Protect(Password, Structure, _
Windows)
public void Protect(
Object Password,
Object Structure,
Object Windows
)
パラメータ
Password
型 : System.Objectブックのパスワードです (大文字と小文字を区別します)。この引数を省略すると、パスワードを使用せずにブックの保護を解除できます。それ以外の場合、ブックの保護を解除するにはパスワードを入力する必要があります。
Structure
型 : System.Objectブックの構造 (シートの相対的な位置) を保護する場合は true です。既定値は、false です。
Windows
型 : System.Objectブック ウィンドウを保護する場合は true です。この引数を省略すると、ウィンドウは保護されません。
解説
大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた強力なパスワードを使用してください。これらの要素を組み合わせていないパスワードは弱いパスワードです。たとえば、"Y6dh!et5" は強力なパスワードですが、"House27" は脆弱なパスワードです。書き留める必要のない程度に覚えやすい強力なパスワードを使用してください。
省略可能なパラメータ
省略可能なパラメータについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメータについて」を参照してください。
例
次のコード例では、Protect メソッドを使用して、パスワード保護を指定せずにブックとブック ウィンドウの構造を保護します。次に、ProtectStructure プロパティおよび ProtectWindows プロパティの値をチェックし、この保護が設定されているかどうかを確認します。
この例は、ドキュメント レベルのカスタマイズ用に作成されています。
Private Sub ProtectWorkbook()
Me.Protect(Structure:=True, Windows:=True)
If Me.ProtectStructure Then
MsgBox("You cannot add, delete or change the location " & _
"of sheets in this workbook.")
End If
If Me.ProtectWindows Then
MsgBox("You cannot arrange windows in this workbook.")
End If
End Sub
private void ProtectWorkbook()
{
this.Protect(missing, true, true);
if (this.ProtectStructure)
{
MessageBox.Show("You cannot add, delete or change the location " +
"of sheets in this workbook.");
}
if (this.ProtectWindows)
{
MessageBox.Show("You cannot arrange windows in this workbook.");
}
}
アクセス許可
- 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。