CColorDialog::GetSavedCustomColors
更新 : 2007 年 11 月
CColorDialog オブジェクトを使うと、ユーザーは色の選択に加えて、16 色までのカスタム カラーを定義できます。
static COLORREF * PASCAL GetSavedCustomColors( );
戻り値
ユーザーが作成したカスタム カラーを格納する 16 色の RGB カラー値から成る配列へのポインタを返します。
解説
GetSavedCustomColors メンバ関数を使うと、このカスタム カラーにアクセスできます。これらの色は、DoModal が IDOK を返した後に取得できます。
返された配列の 16 色の各 RGB 値は、RGB (255,255,255) (白) に初期化されます。ユーザーが選択したカスタム カラーは、アプリケーション内でダイアログ ボックスが起動されている間しか保存されません。これらの色をアプリケーションが起動している間保存するには、初期化ファイル (.INI) に保存するなど、別の方法で保存しておく必要があります。
使用例
// Get a pointer to an array of 16 RGB color values that stores
// custom colors created by the user from CColorDialog.
CColorDialog dlg;
if (dlg.DoModal() == IDOK)
{
COLORREF* ccolor = dlg.GetSavedCustomColors();
for (int i=0; i < 16; i++)
{
TRACE(_T("RGB value of the selected color - red = %u, ")
_T("green = %u, blue = %u\n"),
GetRValue(ccolor[i]),
GetGValue(ccolor[i]),
GetBValue(ccolor[i]));
}
}
必要条件
ヘッダー : afxdlgs.h