型の注釈
更新 : 2007 年 11 月
型の注釈は、関数の引数で必要な型、戻り値データで必要な型、または両方で必要な型を指定します。関数のパラメータに型の注釈を指定しない場合、パラメータは Object 型になります。同様に、関数の戻り値を指定しない場合は、コンパイラが適切な戻り値の型を判断します。
型の注釈の使用
関数のパラメータに型の注釈を使用すると、関数が処理できるデータ型だけを受け取ることが保証されます。関数の戻り値を明示的に宣言すると、関数が返すデータの型が明確になるため、コードが読みやすくなります。
次の例では、関数のパラメータと戻り値の型の両方に型の注釈を指定します。
// Declare a function that takes an int and returns a String.
function Ordinal(num : int) : String{
switch(num % 10) {
case 1: return num + "st";
case 2: return num + "nd";
case 3: return num + "rd";
default: return num + "th";
}
}
// Test the function.
print(Ordinal(42));
print(Ordinal(1));
このプログラムの出力は次のようになります。
42nd
1st
整数型に強制変換できない引数を Ordinal 関数に渡した場合、型の不一致を示すエラーが発生します。たとえば、Ordinal(3.14159) と指定するとエラーになります。