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ActiveX コントロール プロジェクトの作成

最初に、Visual C++ の統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) を使ってプロジェクトを作成します。既定では、ATL プロジェクト ウィザードは属性サポートを提供し、基本的なフレームワーク実装に属性を使用するプロジェクトを作成します。

プロシージャ

ATL プロジェクト ウィザードを使用してサンプル プロジェクトを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。

    [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [プロジェクトの種類] ペインの [Visual C++ プロジェクト] をクリックし、[テンプレート] ペインの [ATL プロジェクト] アイコンをクリックします。

  3. [プロジェクト名] ボックスに「MyAxCtrl」と入力し、[OK] をクリックします。

    ATL プロジェクト ウィザードが表示されます。

  4. [アプリケーションの設定] をクリックします。

    [属性] チェック ボックスと [ダイナミック リンク ライブラリ (DLL)] は既定でオンになります。

  5. [完了] をクリックして ATL プロジェクト ウィザードを閉じ、プロジェクトを生成します。

ActiveX コントロールのコンテナとなる Visual C++ の DLL プロジェクトが生成されます。このウィザードの詳細については、「ATL プロジェクト ウィザード」を参照してください。

MyAxCtrl プロジェクトで使用する属性

ATL コントロール コンポーネントを挿入する前に、atlplus.h ファイルが ATL プロジェクト ウィザードによって追加されます。このファイルは、stdafx.h にインクルードされている atlbase.h にインクルードされています。属性の実装を ATL プロバイダから行う必要がある場合は、このファイルがコンパイラに必要な情報を提供します。

4dc6ds49.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

属性の別のクラスは、コンパイラによって提供されている実装を持ち、特別なヘッダー ファイルを必要としません。詳細については、「COM 属性」および「IDL 属性」を参照してください。

module 属性

開発のこの段階では、(MyAxCtrl.cpp にある) module 属性がプロジェクトで重要な役割を果たします。この属性は、ターゲット モジュールのさまざまな特性についての情報を提供します。

この例では、module 属性を使って、DLL としてのモジュール タイプ、モジュールの固有 ID (uuid 属性を使用)、およびモジュールの簡易名を指定しています。

次に進むには、「ATL コントロール コンポーネントの追加」を参照してください。

参照

概念

チュートリアル : 属性による ActiveX コントロールの作成

属性によるプロパティの追加

属性によるイベントの追加

属性のチュートリアル