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配置の新機能

更新 : 2008 年 7 月

Visual Studio 2008 では、配置の機能が変更され、ClickOnce 配置と Windows インストーラ配置が拡張されています。配置に使用できるオプションの詳細については、「配置ストラテジの選択」を参照してください。

ClickOnce の配置

ClickOnce 配置では、Web サイトからインストール、更新、および実行できる自己更新型の Windows アプリケーションとコンソール アプリケーションを配置できます。詳細については、「ClickOnce の配置」を参照してください。

Visual Studio 2008 SP1 以降では、ClickOnce 配置の機能が以下のように強化されています。

  • 未署名のマニフェストの発行がサポートされました。詳細については、「方法 : アプリケーション マニフェストおよび配置マニフェストに署名する」の「未署名のマニフェストの生成」を参照してください。

  • [発行オプション] ダイアログ ボックスが強化されました。これらの機能強化には、以下のオプションの構成サポートが含まれます。

    • [ファイルの関連付け]

    • [エラー URL]。このオプションは、ClickOnce インストール時に使用されるダイアログ ボックスに表示する Web サイトを指定します。

    • [スイート名]。このオプションは、アプリケーションのインストール先となる、[スタート] メニューに表示されるフォルダの名前を指定します。

    • [配置プロバイダ URL の除外]。このオプションは、配置プロバイダの URL を配置マニフェストから除外するかどうかを指定します。

    詳細については、「[発行オプション] ダイアログ ボックス」を参照してください。

Visual Studio 2008 以降では、ClickOnce 配置の機能が以下のように強化されています。

  • ClickOnce は WPF Web ブラウザ アプリケーションの配置をサポートします。こうしたアプリケーションは Web ブラウザでホストされるので、配置とセキュリティに関して特別な設定を必要とします。こうしたアプリケーションを作成および配置する場合、Visual Studio は適切なユーザー インターフェイスと既定値を IDE に提供します。詳細については、「[発行] ページ (プロジェクト デザイナ)」を参照してください。

  • ClickOnce では、ISV はアプリケーション マニフェストに再署名することにより (厳密な名前で署名)、ISV の顧客自身の会社名やアプリケーション名、配置/サポート URL をマニフェストに適用することもできます。ただし、エンド ユーザーがアプリケーションをインストールするときの "このアプリケーションを信頼してもよろしいですか?" のダイアログ ボックスには、ISV のオリジナルの会社ブランド設定が依然として表示されます。詳細については、「[発行オプション] ダイアログ ボックス」の [信頼情報のアプリケーション マニフェストを使用する] チェック ボックスに関する説明を参照してください。

  • プロジェクト デザイナの [発行] ページまたは発行ウィザードを使用して、Visual Studio Tools for Office (VSTO) アプリケーションを作成および配置できます。詳細については、「[発行] ページ (プロジェクト デザイナ)」または「発行ウィザード」を参照してください。

  • ClickOnce は、Windows Vista のユーザー アカウント制御 (UAC: User Account Control) 下でのマニフェスト生成をサポートします。詳細については、「Windows Vista の ClickOnce 配置」の ClickOnce 配置に関する説明を参照してください。

  • ClickOnce は、ファイルの関連付けをサポートして、アプリケーションに関連付けられるファイル名の拡張子を識別します。詳細については、「<fileAssociation> 要素 (ClickOnce アプリケーション)」および「ClickOnce アプリケーション マニフェスト」を参照してください。

Windows インストーラ配置

Windows インストーラ配置は、Windows Vista および最新バージョンの .NET Framework 用に更新されました。

  • .NET Framework 起動条件は、新バージョンの .NET Framework 3.0 および .NET Framework 3.5 のターゲットとなるアプリケーションをサポートします。

  • Windows Vista のサポートユーザー アカウント制御 (UAC: User Account Control) 下でも Windows Vista へのインストールのユーザー エクスペリエンスがスムーズになるように、Windows インストーラが更新されました。setup.exe の開始時にインストールのためのアクセス許可の昇格を求めるプロンプトは出されません。必要なときのみ、必須コンポーネントとアプリケーション (caboose) のアクセス許可が昇格されます。アクセス許可の昇格が必要な場合は、管理者の資格情報を求めるプロンプトがユーザーに対して出されます。詳細については、「Windows Vista の Windows インストーラ配置」を参照してください。

詳細については、「Windows インストーラ配置」を参照してください。

参照

概念

Visual Studio 2008 の新機能

Visual Basic の新機能

Visual C# の新機能

配置ストラテジの選択

64 ビット アプリケーションの配置

その他の技術情報

アプリケーションとコンポーネントの配置

ClickOnce の配置

Windows インストーラ配置

履歴の変更

日付

履歴

理由

2008 年 7 月

Visual Studio 2008 SP1 で更新された機能に関する説明を追加

SP1 機能変更