コンパイラコマンドラインの構文

更新 : 2007 年 11 月

CL をコマンドラインから起動するときは、次の構文でオプションとファイル名を指定します。

CL [option...] file... [option | file]... [lib...] [@command-file] [/link link-opt...]

次の表は、コマンドライン上の各エントリをまとめたものです。

エントリ	説明
option	1 つ以上の CL オプションを指定します。すべてのオプションは、指定されたすべてのソースファイルに適用されます。オプションは、スラッシュ (/) またはダッシュ (-) で指定します。引数を取るオプションには、オプションと引数との間にスペースを挿入できるものと、挿入できないものとがあります。スペースを挿入できるかどうかは、各オプションの説明を参照してください。/HELP オプション以外のオプション名では、大文字と小文字が区別されます。詳細については、「CL オプションの指定順序」を参照してください。
file	ソースファイル、.obj ファイル、ライブラリのいずれかの名前を指定します。CL はソースファイルをコンパイルし、.obj ファイルとライブラリの名前をリンカに渡します。詳細については、「CL ファイル名の構文」を参照してください。
lib	1 つ以上のライブラリ名を指定します。このライブラリ名はリンカに渡されます。
command-file	複数のオプションをファイル名を含むファイルを指定します。詳細については、「CL のコマンドファイル」を参照してください。
link-opt	1 つ以上のリンカオプションを指定します。指定したオプションはリンカに渡されます。

コマンドラインの長さは、オペレーティングシステムによって最大 1,024 文字に制限されています。この制限を超えない限り、オプション、ファイル名、ライブラリ名をいくつでも指定できます。

cl.exe の戻り値については、「cl.exe の戻り値」を参照してください。

メモ :
コマンドライン入力の上限値 1,024 文字は、将来的に Windows で変更されることがあります。

参照