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Visual Basic の宣言ステートメント

更新 : 2007 年 11 月

プロシージャ、変数、プロパティ、配列、および定数に名前を付けて定義するには、宣言ステートメントを使います。プログラミング要素を宣言するときには、データ型、アクセス レベル、スコープも宣言します。詳細については、「宣言された要素の特性」を参照してください。

次の例には、3 つの宣言が含まれています。

Public Sub applyFormat()
    Const limit As Integer = 33
    Dim thisWidget As New widget
    ' Insert code to implement the procedure.
End Sub

最初の宣言は Sub ステートメントです。applyFormat という名前のプロシージャが、対応する End Sub ステートメントと一緒に宣言されています。また、applyFormat に Public が指定されています。これは、参照可能なすべてのコードに呼び出しが許可されることを意味します。

次に、Const ステートメントによって、定数 limit が宣言されています。この宣言では、データ型として整数 (Integer) が指定され、値として 33 が指定されています。

3 つ目の宣言である Dim ステートメントは、変数 thisWidget を宣言しています。データ型にはオブジェクト (具体的には Widget クラスから作成されるオブジェクト) が指定されています。変数はすべての基本データ型、または使用するアプリケーションに公開されているどのオブジェクト型でも宣言できます。

初期値

宣言ステートメントを含むコードが実行されると、Visual Basic は宣言された要素に必要なメモリを確保します。宣言された要素が値を保持する場合、Visual Basic はそのデータ型の既定値で要素を初期化します。詳細については、「Dim ステートメント (Visual Basic)」の "動作" を参照してください。

宣言時に変数に初期値を代入することもできます。次に例を示します。

Dim m As Integer = 45
' The preceding declaration creates m and assigns the value 45 to it.

オブジェクト変数の場合は、次のように New (Visual Basic) キーワードを使うと、変数を宣言するときにそのクラスのインスタンスを明示的に作成できます。

Dim f As New System.Windows.Forms.Form()

宣言ステートメントに指定した初期値は、実行がその宣言ステートメントに到達するまで変数に代入されません。それまでは、変数にそのデータ型の既定値が格納されます。

参照

処理手順

方法 : 定数を宣言する

概念

ステートメントの概要

代入ステートメント

実行可能なステートメント