ウィザードとしてのプロパティ シート
更新 : 2007 年 11 月
ウィザード プロパティ シートの重要な特徴は、タブではなく [次へ] または [完了]、[戻る]、[キャンセル] の各ボタンで移動が行われることです。この機能を利用するためには、プロパティ シート オブジェクトで CPropertySheet::DoModal を呼び出す前に CPropertySheet::SetWizardMode を呼び出す必要があります。
ページ間を移動するとき、ユーザーは同じ CPropertyPage::OnSetActive 通知および CPropertyPage::OnKillActive 通知を受け取ります。[次へ] ボタンと [完了] ボタンは、相互に排他的なコントロールです。つまり、両方が同時に表示されることはありません。最初のページでは、[次へ] ボタンを有効にする必要があります。最後のページでは、[完了] ボタンを有効にする必要があります。この操作は、フレームワークによって自動的には行われません。この操作を実行するには、最後のページで CPropertySheet::SetWizardButton を呼び出す必要があります。
既定のボタンをすべて表示するには、[完了] ボタンを表示し、[次へ] ボタンを移動します。次に、[次へ] ボタンとの相対的な位置を維持するために、[戻る] ボタンを移動します。詳細については、サポート技術情報の「HOWTO: How to Add the Finish Button to a Wizard Property Sheet (Q143210)」を参照してください。サポート技術情報の文書は、『MSDN ライブラリ』で参照できます。
例
void CMyView::OnWizard()
{
CPropertySheet sheet;
// CMyFirstPage and CMySecondPage are derived from CPropertyPage
CMyFirstPage page1;
CMySecondPage page2;
sheet.AddPage(&page1);
sheet.AddPage(&page2);
sheet.SetWizardMode();
sheet.DoModal();
}