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標準コマンド

更新 : 2007 年 11 月

フレームワークでは、多くの標準コマンド メッセージが定義されています。通常、標準コマンドの ID は次の形式を取ります。

**ID_**Source_Item

Source はメニュー名、Item はコマンド名です。たとえば、[ファイル] メニューの [新規作成] コマンドのコマンド ID は、ID_FILE_NEW になります。このドキュメントでは、標準コマンド ID を太字で示します。プログラマが定義する ID は、周囲の文章とは違う書体で示します。

次に、サポートされているコマンドのうち、特に重要なコマンドを示します。

  • [ファイル] メニューのコマンド
    新規作成、開く、閉じる、上書き保存、名前を付けて保存、ページ レイアウトの設定、印刷設定、印刷、印刷プレビュー、終了、および最近使用したファイル

  • [編集] メニューのコマンド
    クリア、すべてクリア、コピー、切り取り、検索、貼り付け、繰り返し、置換、全選択、元に戻す、やり直し

  • [表示] メニューのコマンド
    ツール バー、ステータス バー

  • [ウィンドウ] メニューのコマンド
    新しいウィンドウを開く、整列、重ねて表示、横方向に並べて表示、縦方向に並べて表示、分割

  • [ヘルプ] メニューのコマンド
    索引、ヘルプの使い方、バージョン情報

  • OLE コマンド ([編集] メニュー)
    オブジェクトの作成と貼り付け、リンクの設定、リンク貼り付け、形式を選択して貼り付け、動詞オブジェクト名オブジェクト (たとえば [編集 Excel のワークシート オブジェクト] のように表示される)

フレームワークは、これらのコマンドを複数のレベルでサポートします。コマンド ID だけが定義されているコマンドもあれば、完全に実装されているコマンドもあります。たとえば、[ファイル] メニューの [開く] コマンドには、新しいドキュメント オブジェクトを生成し、[開く] ダイアログ ボックスを表示し、ファイルを開いて読み込むまでの処理が実装されています。一方、[編集] メニューの ID_EDIT_COPY などのコマンドは、コピーするデータの性質によって処理方法が異なるため、プログラマ自身で実装する必要があります。

サポートされているコマンドと用意されている実装レベルの詳細については、オンライン ドキュメントの「テクニカル ノート 22: 標準コマンドの実装」を参照してください。標準コマンドは、ファイル AFXRES.H に定義されています。

参照

概念

ユーザー インターフェイス オブジェクトとコマンド ID