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Option Compare ステートメント

更新 : 2007 年 11 月

文字列のデータを比較するときに使用する、既定の比較方法を宣言します。

Option Compare { Binary | Text }

指定項目

  • Binary
    省略可能です。文字の内部バイナリ表現による並べ替え順序に基づいて文字列が比較されます。

  • Text
    省略可能です。文字列比較は、大文字と小文字を区別しない、システムのロケールで決められたテキストの並べ替え順序に基づいて行われます。

解説

Option Compare ステートメントを使用する場合は、ファイル内で他のどのソース コード ステートメントよりも先に定義する必要があります。

Option Compare ステートメントは、文字列を比較する方法 (Binary または Text) を、クラス、モジュール、または構造体に指定します。Option Compare ステートメントが定義されない場合、既定のテキスト比較方法は Binary になります。

Microsoft Windows の並べ替え順序は、コード ページによって決まります。詳細については、「コード ページ」を参照してください。

次の例では、英語/ヨーロッパ語のコード ページ (ANSI 1252) の文字が、一般的なバイナリ ソート順を生成する Option Compare Binary を使ってソートされます。

A < B < E < Z < a < b < e < z < À < Ê < Ø < à < ê < ø

同じコード ページの同じ文字を Option Compare Text を使ってソートすると、テキストのソート順は次のようになります。

(A=a) < (À = à) < (B=b) < (E=e) < (Ê = ê) < (Z=z) < (Ø = ø)

Option Compare は、Visual Studio の統合開発環境 (IDE) またはコマンド ラインからでも設定できます。

8t3khw5f.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

使用している設定またはエディションによっては、ヘルプの記載と異なるダイアログ ボックスやメニュー コマンドが表示される場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

IDE で Option Compare を設定するには

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

  2. [プロジェクトおよびソリューション] ノードを開きます。

  3. [Visual Basic の既定値] を選択します。

  4. [Option Compare] の設定を変更します。

コマンド ラインで Option Compare を設定するには

  • vbc コマンドに /optioncompare コンパイラ オプションを指定します。

使用例

次の例は、Option Compare ステートメントを使用して、既定の文字列比較方法にバイナリ モードを設定します。

' Set the string comparison method to Binary ("AAA" < "aaa").
Option Compare Binary

次の例は、Option Compare ステートメントを使用して、既定の文字列比較方法に大文字と小文字を区別しないテキスト モードのソート順を設定します。

' Set the string comparison method to Text ("AAA" = "aaa").
Option Compare Text

参照

参照

比較演算子 (Visual Basic)

InStr 関数 (Visual Basic)

InStrRev 関数 (Visual Basic)

Replace 関数 (Visual Basic)

Split 関数 (Visual Basic)

StrComp 関数 (Visual Basic)

/optioncompare

Option Explicit ステートメント (Visual Basic)

Option Strict ステートメント

/optionexplicit

/optionstrict

[Visual Basic の既定値] ([オプション] ダイアログ ボックス - [プロジェクト])