0...n プロパティ
更新 : 2007 年 11 月
実行した関数の arguments プロパティで返される arguments オブジェクトから、各引数の値を返します。
[function.]arguments[[n]]
引数
function
省略可能です。現在実行中の Function オブジェクトの名前を指定します。n
必ず指定します。0 ~ arguments.length-1 の範囲で正の整数を指定します。0 が 1 番目の引数に対応し、arguments.length-1 が最後の引数に対応します。
解説
0 ~ n の各プロパティが返す値は、実行している関数に渡す値です。arguments オブジェクトは配列ではありませんが、arguments オブジェクトを構成する各引数は、配列要素にアクセスする方法と同じ方法でアクセスされます。
メモ : |
---|
arguments オブジェクトは、高速モードで実行されている場合は利用できません。JScript の既定のモードは高速モードです。arguments オブジェクトを使用するプログラムをコマンド ラインからコンパイルするには、/fast- を使用して fast オプションをオフにする必要があります。ASP.NET で fast オプションをオフにするのは安全ではありません。スレッドに関する問題が発生する場合があります。詳細については、「arguments オブジェクト」を参照してください。 |
使用例
arguments オブジェクトの 0 . . . n の各プロパティの使用例を次に示します。
function argTest(){
var s = "";
s += "The individual arguments are:\n"
for (var n=0; n< arguments.length; n++){
s += "argument " + n;
s += " is " + argTest.arguments[n] + "\n";
}
return(s);
}
print(argTest(1, 2, "hello", new Date()));
/fast- オプションを指定してコンパイルすると、このプログラムの出力は次のようになります。
The individual arguments are:
argument 0 is 1
argument 1 is 2
argument 2 is hello
argument 3 is Sat Jan 1 00:00:00 PST 2000
必要条件
対象
arguments オブジェクト| Function オブジェクト