CMapPtrToWord クラス
更新 : 2007 年 11 月
void ポインタをキーとした 16 ビット ワードのマップをサポートします。
class CMapPtrToWord : public CObject
解説
CMapPtrToWord のメンバ関数は、CMapStringToOb クラスのメンバ関数とほぼ同じです。メンバ関数については CMapStringToOb クラスの説明を参照してください。関数の引数や戻り値として CObject へのポインタが使われている箇所は WORD に置き換えてください。また、関数の引数や戻り値として CString または char への const ポインタが使われている箇所は、void へのポインタに置き換えてください。
BOOL CMapStringToOb::Lookup( const char* <key>,
CObject*& <rValue> ) const;
は、次のように置き換えます。
BOOL CMapPtrToWord::Lookup( const void* <key>, WORD& <rValue> ) const;
CMapWordToPtr クラスには IMPLEMENT_DYNAMIC マクロが組み込まれています。このマクロは実行時の型情報へのアクセスと CDumpContext オブジェクトへのダンプをサポートします。マップの要素を個別にダンプするには、ダンプ コンテキストの深さの引数を 1 以上に設定します。
ポインタとワード間のマップは、シリアル化できません。
CMapPtrToWord オブジェクトを削除するか、または CMapPtrToWord オブジェクトの要素を削除すると、ポインタとワードが削除されます。キーのポインタが参照しているエンティティは削除されません。
CMapPtrToWord の詳細については、「コレクション クラス」を参照してください。
必要条件
ヘッダー : afxcoll.h