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返送されたウィンドウ メッセージの ID

更新 : 2007 年 11 月

ウィンドウをサブクラス化すると、ActiveX コントロールやその他の特殊なコントロールを簡単に作成できます。詳細については、「MFC ActiveX コントロール : Windows コントロールのサブクラス化」を参照してください。

COleControl は、サブクラス化した Windows コントロールによって送られるウィンドウ メッセージをコントロールのコンテナが受け取るのを防ぐために、"リフレクタ" ウィンドウを作成します。リフレクタ ウィンドウは、特定のウィンドウ メッセージを受け取って、コントロールに送り返します。返送されたメッセージは、コントロールのウィンドウ プロシージャで、ActiveX コントロールに適した方法で処理されます。

リフレクタ ウィンドウが受け取るメッセージとそれに応じて送られるメッセージとの対応を次の表に示します。

コントロールによって送られるメッセージ

コントロールに返送されるメッセージ

WM_COMMAND

OCM_COMMAND

WM_CTLCOLORBTN

OCM_CTLCOLORBTN

WM_CTLCOLOREDIT

OCM_CTLCOLOREDIT

WM_CTLCOLORDLG

OCM_CTLCOLORDLG

WM_CTLCOLORLISTBOX

OCM_CTLCOLORLISTBOX

WM_CTLCOLORSCROLLBAR

OCM_CTLCOLORSCROLLBAR

WM_CTLCOLORSTATIC

OCM_CTLCOLORSTATIC

WM_DRAWITEM

OCM_DRAWITEM

WM_MEASUREITEM

OCM_MEASUREITEM

WM_DELETEITEM

OCM_DELETEITEM

WM_VKEYTOITEM

OCM_VKEYTOITEM

WM_CHARTOITEM

OCM_CHARTOITEM

WM_COMPAREITEM

OCM_COMPAREITEM

WM_HSCROLL

OCM_HSCROLL

WM_VSCROLL

OCM_VSCROLL

WM_PARENTNOTIFY

OCM_PARENTNOTIFY

WM_NOTIFY

OCM_NOTIFY

a0h15f4z.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Win32 システムで動作するコントロールでは、受信される WM_CTLCOLOR* メッセージが数種類あります。詳細については、WM_CTLCOLORBTNWM_CTLCOLORDLGWM_CTLCOLOREDITWM_CTLCOLORLISTBOXWM_CTLCOLORMSGBOXWM_CTLCOLORSCROLLBAR、および WM_CTLCOLORSTATIC を参照してください。

参照

概念

MFC ActiveX コントロール : Windows コントロールのサブクラス化

参照

テクニカル ノート 62: Windows コントロールへのメッセージ リフレクション (メッセージ返送)