プロパティ シート (C++)
更新 : 2007 年 11 月
プロジェクトのプロパティ シートは、拡張子 .vsprops の .xml ファイルです。コンパイラやリンカなどのビルド ツールのスイッチを指定したり、ユーザー定義のマクロを作成したりできます。
プロジェクト ファイル (.vcproj ファイル) で定義されるプロジェクト設定とは異なり、.vsprops ファイルで定義されるプロジェクト設定は継承できるため、プロパティ シートを使用してプロジェクト構成を作成し、複数のプロジェクトに適用できます。そのため、.vcproj ファイルで定義されるプロジェクト構成では、プロジェクト設定を 1 つ以上のプロパティ シート (.vsprops ファイル) から継承できます。詳細については、「プロパティの継承」を参照してください。
実際の作業については、次のトピックを参照してください。
例
次の .vsprops ファイルには、ビルド ツールのプロパティとユーザー定義のマクロの両方が含まれています。
<?xml version="1.0" ?>
<VisualStudioPropertySheet ProjectType="Visual C++" Version="8.00"
Name="Visual C++ Project Properties" OutputDirectory="$(VCPACKAGES)"
UseMFC="FALSE" UseATL="FALSE">
<Tool Name="VCCLCompilerTool" UsePrecompiledHeader="3"
ForcedIncludeFiles="warning.h" />
<Tool Name="VCMIDLTool" />
<Tool Name="VCResourceCompilerTool" />
<Tool Name="VCLinkerTool" OptimizeForWindows98="1" />
<UserMacro Name="VCROOT" Value="$(DDROOT)\vc" />
<UserMacro Name="VCPROJDEFAULTS"
Value="$(BINDIR)\VC8\VCProjectDefaults" />
<UserMacro Name="VCPACKAGES" Value="$(BINDIR)\VC8\VCPackages" />
<UserMacro Name="INCLUDEPATH" Value="$(VCROOT)\Inc"
InheritsFromParent="TRUE" Delimiter=";" />
</VisualStudioPropertySheet>
独自の .vsprops ファイルを検証するには、プロパティ シートの XSD スキーマを使用します。