XML ファイルを使用したセキュリティ コンポーネントのインポート

更新 : 2007 年 11 月

コンピュータにインストールする新しいアプリケーションに、Windows Software Development Kit (SDK) に付属していないセキュリティ コンポーネントが含まれている場合があります。そのようなアプリケーションには、多くの場合、そのセキュリティ コンポーネントに関する情報を XML 形式で記述したテキスト ファイルが含まれています。この情報は、コンポーネントの XML によるシリアル化表現に対応しています。この XML ファイルには、セキュリティ コンポーネント固有の構成設定が含まれています。

セキュリティ システムは、XML ファイルを使用して、ポリシー レベルごとにコード グループの階層を格納および再作成します。アプリケーション開発者から XML ファイルを受け取ったら、その内容をセキュリティ構成ファイルに挿入する必要があります。これにより、共通言語ランタイムがこの新しいセキュリティ コンポーネントを認識するようになります。ほとんどの場合、この作業は .NET Framework 構成ツール (Mscorcfg.msc) を使用して実行できます。

新しいセキュリティ コンポーネントの複雑度や目的によっては、その構成を変更する必要が生じる場合もあります。構成の変更方法については、該当するコンポーネントに付属のドキュメントを参照してください。

注意 :
アプリケーションに XML テキスト ファイルが付属していない場合は、そのファイルを手動で作成する必要があります。このファイルの作成方法については、アプリケーションのドキュメントを参照してください。

XML ファイルの内容はアプリケーションの開発者が決定しますが、その形式は特定の形式に従う必要があります。ここでは、このような XML ファイルに記述される内容、各コンポーネントによるセキュリティ ポリシーへの影響、および新しいコンポーネントがランタイムで認識されるようにするための手順について説明します。

このセクションの内容

• 方法 : XML ファイルを使用してアクセ許可をインポートする
  Windows SDK に付属していないアクセス許可をインポートする方法について説明します。

• 方法 : XML ファイルを使用してアクセス許可セットをインポートする
  Windows SDK に付属していないアクセス許可セットをインポートする方法について説明します。

• 方法 : XML ファイルを使用してコード グループをインポートする
  Windows SDK に付属していないコード グループをインポートする方法について説明します。

• 方法 : ポリシー アセンブリ リストにアセンブリを追加する
  Windows SDK に付属していないアセンブリをセキュリティ ポリシーに追加する方法について説明します。

関連するセクション

• セキュリティ ポリシーの管理
  .NET Framework のセキュリティ ポリシー モデルについて説明します。

• .NET Framework 構成ツール (Mscorcfg.msc)
  .NET Framework 構成ツールの実行方法を説明します。