Team Foundation Server のトラブルシューティングにおけるよくある落とし穴の回避
更新 : 2007 年 11 月
このトピックでは、Team Foundation Server のトラブルシューティングでよくある間違いを防ぐための方法について説明します。
診断のための変更の有効性の判断
システム設定に加えた変更は、直ちに有効になるとは限りません。たとえば、レポートおよびデータ ウェアハウスの懸案事項のトラブルシューティングでは、データ ウェアハウスの再処理を待機する必要があります。十分な時間が経過するまで待機しないと、変更が有効にならなかったという早計な判断を誤って下してしまうことがあります。これを防ぐには、トラブルシューティングの対象となっている機能についての理解を深めます。問題回避の方法や更新が有効だったかどうかを判断する前に、テクニカル サポートから提供された情報を読んでください。
トラブルシューティング時のドキュメントの変更
トラブルシューティングで実行した手順をドキュメントに記録しておくと、問題を解決した後で処理を見直して、手順の重複や抜け落ちがないかどうかを確認できます。このようなドキュメントは問題の対処に役立ち、問題が再発した場合に取るべき手順を正確に把握できます。
以前の設定の復元
機能の無効化や設定の変更を行っても期待した結果を得られない場合は、別の方法を試す前に、その機能または設定を元に戻します。たとえば、問題を診断するために Web サービスの設定を変更するときは、変更前に設定を記録しておきます。設定を元に戻さないと、どの操作によって問題が解決したかの判断が難しくなる可能性があります。
トラブルシューティングの操作によって問題が悪化する可能性や重要なデータにリスクが生じる可能性が考えられる場合は、バックアップを実行します。バックアップを実行しておくことで、データの損失やその他の重大な問題が発生した場合に、システムを復元できます。バックアップがあれば、システムを部分的または完全に復元し、元の時点から操作を続行できます。バックアップの手順を評価または作成するときは、次の点を考慮してください。
使用しているバックアップ ソフトウェアの検査オプションを使用して、データがバックアップ メディアに正常に書き込まれたかどうかをチェックします。
バックアップ メディアの使用期間や状態を定期的にチェックし、メーカーが推奨する使用方法に従います。
バックアップ デバイスのメンテナンスについて、ハードウェア メーカーが推奨する方法に従います。
参照
概念
Team Foundation Server のトラブルシューティングにおける問題の症状の識別