Team Foundation Server コンポーネント内の TfsBuildService.exe.config ファイルの設定
更新 : 2007 年 11 月
このトピックでは、TfsBuildService.exe.config ファイル内の構成可能な設定について説明します。このファイルは、Team Foundation アプリケーション層サーバーの <drive>:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\PrivateAssemblies にあります。
このファイルに変更を加える前に、Visual Studio Team Foundation ビルド サービスを停止する必要があります。変更を加えたら、サービスを再開します。
TfsBuildService.exe.config 設定
設定 |
説明 |
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port |
Team Foundation Server アプリケーション層が Team Foundation ビルド コンピュータに接続するときに使用するポートを表す数値を指定します。アプリケーション層でビルド エージェントに指定したのと同じ値を指定することが必要です。 たとえば、value = "9191" と指定します。 |
InteractivePort |
Team Foundation Server アプリケーション層がこの実行可能ファイルによってホストされるエージェントに接続するときに使用するポートを表す数値を指定します。この値は、tfsbuildservice.exe をコマンド ライン アプリケーションとして実行するときに使用します。アプリケーション層でビルド エージェントに指定したのと同じ値を指定することが必要です。 たとえば、value = "9192" と指定します。ビルド コンピュータで 2 番目のポートを有効にする方法の詳細については、「方法 : Team Foundation ビルドの双方向ポートを構成する」を参照してください。 |
AuthenticationScheme |
受信接続に使用する認証の種類を指定する値を設定します。次の値がサポートされています。
Negotiate を指定した場合、Visual Studio Team Foundation ビルド サービス アカウントは、Kerberos 認証を機能させるために、次のいずれかの条件を満たす必要があります。
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AuthorizedUser |
エージェント サービスへのすべてのアクセスを 1 つのアカウントに制限します。この値を設定する場合は、トランスポート認証方式として Basic、Digest、Negotiate、または Ntlm を使用する必要があります。 |
RequireSecureChannel |
この Boolean 値を設定して、公開されているサービスにトランスポート層セキュリティを使用するかどうかを制御します。通常、通信には HTTP を使用しますが、インターネット上に公開されているコンピュータでは HTTP は望ましくない場合があります。代わりに HTTPS を使用してサービスを公開する場合は、この値を true に設定します。Team Foundation Server アプリケーション層サーバーでビルド エージェントに指定したのと同じ値を指定する必要があります。 |
RequireClientCertificate |
この Boolean 値を設定して、セキュリティで保護されたチャネルを使用するときにクライアント証明書を要求するかどうかを制御します。 |
AllowedTeamServer |
Team Foundation ビルド コンピュータに接続できる Team Foundation Server アプリケーション層の URL を指定します。たとえば、"http://myserver:8080" と指定します。 |
ServerAccessUrl |
Team Foundation Server アプリケーション層と通信するために必要な URL が、AllowedTeamServer で指定した URL と異なる場合に、この値を設定します。通常、アプリケーション層とビルド エージェントはインターネットで分離されます。たとえば、AllowedTeamServer が http://myserver:8080 で、ビルド エージェントが http://boundaryserver.corp.company.com:80 を使用してアプリケーション層に接続する場合、ServerAccessUrl をこの値に設定する必要があります。 |
BuildOnFatPartitions |
ビルド処理の一部として、ビルド ディレクトリには、不正アクセスから保護するためにアクセス制御が設定されます。ファイル アロケーション テーブル (FAT) パーティションはアクセス制御をサポートしていないため、既定では、NTFS パーティションのみが許可されます。これをオーバーライドして FAT パーティションでビルドするには、この値を true に設定します。 |
DoNotDownloadBuildType |
Team Foundation Server からダウンロードするのではなく、ローカル コンピュータに存在するビルドの種類の定義を使用するには、このフラグを true に設定します。使用するローカル パスは、ビルドの種類に対応するローカル ワークスペースです。 |
MSBuildPath |
既定以外の場所を使用する場合は、この値を MSBuild.exe のディレクトリの完全パスに設定します。この値は、.NET Framework の新しいバージョンがインストールされている場合にのみ設定する必要があります。 |
MaxProcesses |
Team Foundation ビルドが使用するプロセスの最大数を構成します。 |
LogFilePerProject |
値を true に設定すると、プラットフォームと構成の組み合わせごとではなく、プロジェクトごとに、エラーや警告のログ ファイルが生成されます。 |
SourcesSubdirectory |
このビルド コンピュータを使用するビルド エージェントについて、ソースを格納するサブディレクトリを指定します。既定値は Sources です。 |
BinariesSubDirectory |
このビルド コンピュータを使用するビルド エージェントについて、バイナリを格納するサブディレクトリを指定します。既定値は Binaries です。 |
TestResultsSubdirectory |
このビルド コンピュータを使用するビルド エージェントについて、テスト結果を格納するサブディレクトリを指定します。既定値は、TestResults です。 |
参照
処理手順
方法 : Team Foundation Server コンポーネントの構成設定を変更する
概念
Team Foundation Server のコンポーネントにおけるグローバルな Web.Config ファイルの設定
Team Foundation Server コンポーネントでの Build Web.Config ファイルの設定