CComClassFactorySingleton クラス

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

このクラスは、CComClassFactory から派生します。また、CComObjectGlobal を使用して単一のオブジェクトを生成します。

template<
   class T
>
class CComClassFactorySingleton :
   public CComClassFactory

パラメータ

T
作成したクラス。

CComClassFactorySingleton は CComClassFactory から派生します。そして、CComObjectGlobal を使用して単一のオブジェクトを生成します。CreateInstance メソッドが呼び出される度に、このオブジェクトに対してインターフェイスポインタの問い合わせが行われます。

解説

ATL オブジェクトは、通常クラスファクトリを CComCoClass から派生させることによって作成します。このクラスには DECLARE_CLASSFACTORY マクロが含まれています。このマクロは、CComClassFactory を既定のクラスファクトリとして宣言します。CComClassFactorySingleton を使用するには、オブジェクトのクラス定義で DECLARE_CLASSFACTORY_SINGLETON マクロを指定します。次に例を示します。

class ATL_NO_VTABLE CMySingletonClass :
   public CComObjectRootEx<CComSingleThreadModel>,
   public CComCoClass<CMySingletonClass, &CLSID_MySingletonClass>,
   public IMySingletonClass
{
public:
   DECLARE_CLASSFACTORY_SINGLETON(CMySingletonClass)

   // Remainder of class declaration omitted.