$1...$9 プロパティ
更新 : 2007 年 11 月
パターン一致で検出された、記憶されている最新の 9 つの部分を返します。読み取り専用です。
RegExp.$n
引数
- RegExp
必ず指定します。グローバルな RegExp オブジェクトを指定します。
n
必ず指定します。1 ~ 9 の整数を指定します。
解説
$1...$9 プロパティの値は、かっこで囲まれたパターンの検索が成功するたびに変更されます。正規表現パターン内に指定できるかっこで囲んだ部分の数に制限はありませんが、保存されるのは最後に見つかった 9 つだけです。
メモ : |
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RegExp オブジェクトのプロパティは、高速モードで実行されている場合は利用できません。JScript の既定のモードは高速モードです。これらのプロパティを使用するプログラムをコマンド ラインからコンパイルするには、/fast- を使用して fast オプションをオフにする必要があります。ASP.NET で fast オプションをオフにするのは安全ではありません。スレッドに関する問題が発生する場合があります。 |
使用例
$1...$9 プロパティの使用例を次に示します。
var s : String;
var re : RegExp = new RegExp("d(b+)(d)","ig");
var str : String = "cdbBdbsbdbdz";
var arr : Array = re.exec(str);
s = "$1 contains: " + RegExp.$1 + "\n";
s += "$2 contains: " + RegExp.$2 + "\n";
s += "$3 contains: " + RegExp.$3;
print(s);
/fast- オプションを指定してコンパイルすると、このプログラムの出力は次のようになります。
$1 contains: bB
$2 contains: d
$3 contains: