方法 : 構成ファイルのデータベース接続文字列を更新する
更新 : 2007 年 11 月
データベース コンシューマ アプリケーションを配置する場合、配置環境に使用されているデータベースの接続文字列に合わせて構成ファイルを更新する必要があります。詳細については、「配置レポートを使った配置の概要」を参照してください。
配置環境に合わせてデータベース接続文字列を更新するには (ASP.NET、Windows、Office アプリケーション)
データベース プロバイダ エンドポイントに接続されるアプリケーションのアプリケーション構成ファイルを開きます。
メモ : このファイルは、ASP.NET アプリケーションの場合は Web.config ファイル、Windows アプリケーションまたは Office アプリケーションの場合は App.config ファイルになります。
アプリケーション構成ファイルで、<connectionStrings> 要素を探します。
<connectionStrings> 要素から、"ConnectionString" 属性がデータベース コンシューマ エンドポイントの Connection String プロパティの値と一致する <add> 要素を探します。
ヒント : Connection String プロパティは、アプリケーション ダイアグラムでデータベース コンシューマ エンドポイントを選択し、F4 キーを押して [プロパティ] ウィンドウを開くことによって確認できます。
<add> 要素から "Name" 属性の値をコピーし、データベース コンシューマ エンドポイントの Config File Entry 設定に貼り付けます。
ヒント : Config File Entry 設定は、アプリケーション ダイアグラムでデータベース コンシューマ エンドポイントを右クリックし、[設定および制約] を選択することによって確認できます。設定および制約エディタで [アプリケーション エンドポイントの設定] ノードを選択してください。Config File Entry 設定が、設定および制約エディタの右側のパネルに表示されます。詳細については、「設定および制約エディタ」を参照してください。
配置用のデータベース接続文字列をまだ入手していない場合は、接続文字列を入手します。
<add> 要素の "ConnectionString" 属性の値を、配置用のデータベース接続文字列で置き換えます。
ヒント : 必要であれば、Config File Entry 設定にコピーした値を使用して、対応する "Name" 属性値を持つ <add> 要素を Web.config ファイルから探してください。
"Name" 属性の値を Config File Entry 設定にコピーすることにより、コンシューマ エンドポイントにマップする構成ファイルのエントリが指定されます。配置の段階では、配置パラメータが確定したときに、この設定によって構成ファイル エントリの設定が決まります。データベース接続文字列を更新するとき、この設定を使用して、アプリケーション構成ファイルから対応する値を探すこともできます。
セキュリティ
既定では、コンシューマ アプリケーションの構成ファイルに対して、データベース接続文字列やその他の特定の設定が暗号化されずに平文で書き込まれます。詳細については、「方法 : 外部データベースへの接続を構成する」および「アプリケーションの実装に関する考慮事項」を参照してください。