チュートリアル : WCF サービスの作成とアクセス
更新 : 2008 年 7 月
このチュートリアルでは、簡単な Windows Communication Foundation (WCF) サービスを作成し、テストして、Windows フォーム アプリケーションからアクセスする方法について説明します。
メモ : |
---|
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。 |
サービスの作成
WCF サービスを作成するには
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [Visual Basic] ノードまたは [Visual C#] ノードを展開して、[WCF] をクリックし、[WCF サービス ライブラリ] をクリックします。[OK] をクリックして、プロジェクトを開きます。
メモ : これにより、実際にテストしたりアクセスしたりできる、機能するサービスが作成されます。次の 2 つの手順では、異なるデータ型を使用するために既定のメソッドを変更する方法を示します。実際のアプリケーションでは、サービスに独自の関数を追加することもあります。
ソリューション エクスプローラで IService1.vb または IService1.cs をダブルクリックし、次の行を探します。
Function GetData(ByVal value As Integer) As String string GetData(int value);
value パラメータの型を String に変更します。
Function GetData(ByVal value As String) As String string GetData(string value);
ソリューション エクスプローラで Service1.vb または Service1.cs をダブルクリックし、次の行を探します。
Public Function GetData(ByVal value As Integer) As String _ Implements IService1.GetData public string GetData(int value)
value パラメータの型を String に変更します。
Public Function GetData(ByVal value As String) As String _ Implements IService1.GetData. public string GetData(string value)
サービスのテスト
WCF サービスをテストするには
F5 キーを押して、サービスを実行します。[WCF テスト クライアント] フォームが表示され、サービスが読み込まれます。
[WCF テスト クライアント] フォームで、IService1 の下のGetData() メソッドをダブルクリックします。[GetData] タブが表示されます。
[要求] ボックスで、[値] フィールドをクリックし、「Hello」と入力します。
[起動] をクリックします。[セキュリティ警告] ダイアログ ボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。結果が [応答] ボックスに表示されます。
[ファイル] メニューの [終了] をクリックして、テスト フォームを閉じます。
サービスへのアクセス
WCF サービスを参照するには
[ファイル] メニューの [追加] をポイントし、[新しいプロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで、[Visual Basic] ノードまたは [Visual C#] ノードを展開し、[Windows] をクリックして [Windows フォーム アプリケーション] をクリックします。[OK] をクリックして、プロジェクトを開きます。
[WindowsApplication1] を右クリックし、[サービス参照の追加] をクリックします。[サービス参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[サービス参照の追加] ダイアログ ボックスで [探索] をクリックします。
サービス ペインに "Service1" と表示されます。
[OK] をクリックして、サービス参照を追加します。
クライアント アプリケーションを構築するには
ソリューション エクスプローラで Form1.vb または Form1.cs をダブルクリックして、Windows フォーム デザイナを開きます (フォーム デザイナがまだ開いていない場合)。
ツールボックスから、フォームに TextBox コントロール、Label コントロールおよび Button コントロールをドラッグします。
Button をダブルクリックし、Click イベント ハンドラで次のコードを追加します。
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click Dim client As New ServiceReference1.Service1Client Dim returnString As String returnString = client.GetData(TextBox1.Text) Label1.Text = returnString End Sub private void button1_Click(System.Object sender, System.EventArgs e) { ServiceReference1.Service1Client client = new ServiceReference1.Service1Client(); string returnString; returnString = client.GetData(textBox1.Text); label1.Text = returnString; }
ソリューション エクスプローラで、[WindowsApplication1] を右クリックし、[スタートアップ プロジェクトに設定] をクリックします。
F5 キーを押してプロジェクトを実行します。テキストを入力して、ボタンをクリックします。すると、ラベルに "入力内容:" および入力したテキストが表示されます。
参照
処理手順
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2008 年 7 月 |
C# の手順およびコードを追加。 |
情報の拡充 |