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チュートリアル : WCF サービスの作成とアクセス

更新 : 2008 年 7 月

このチュートリアルでは、簡単な Windows Communication Foundation (WCF) サービスを作成し、テストして、Windows フォーム アプリケーションからアクセスする方法について説明します。

Bb386386.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

サービスの作成

WCF サービスを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。

  2. [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [Visual Basic] ノードまたは [Visual C#] ノードを展開して、[WCF] をクリックし、[WCF サービス ライブラリ] をクリックします。[OK] をクリックして、プロジェクトを開きます。

    Bb386386.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    これにより、実際にテストしたりアクセスしたりできる、機能するサービスが作成されます。次の 2 つの手順では、異なるデータ型を使用するために既定のメソッドを変更する方法を示します。実際のアプリケーションでは、サービスに独自の関数を追加することもあります。

  3. ソリューション エクスプローラで IService1.vb または IService1.cs をダブルクリックし、次の行を探します。

    Function GetData(ByVal value As Integer) As String
    string GetData(int value);
    

    value パラメータの型を String に変更します。

    Function GetData(ByVal value As String) As String
    string GetData(string value);
    
  4. ソリューション エクスプローラで Service1.vb または Service1.cs をダブルクリックし、次の行を探します。

    Public Function GetData(ByVal value As Integer) As String _
    Implements IService1.GetData
    public string GetData(int value)
    

    value パラメータの型を String に変更します。

    Public Function GetData(ByVal value As String) As String _
    Implements IService1.GetData.
    public string GetData(string value)
    

サービスのテスト

WCF サービスをテストするには

  1. F5 キーを押して、サービスを実行します。[WCF テスト クライアント] フォームが表示され、サービスが読み込まれます。

  2. [WCF テスト クライアント] フォームで、IService1 の下のGetData() メソッドをダブルクリックします。[GetData] タブが表示されます。

  3. [要求] ボックスで、[値] フィールドをクリックし、「Hello」と入力します。

  4. [起動] をクリックします。[セキュリティ警告] ダイアログ ボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。結果が [応答] ボックスに表示されます。

  5. [ファイル] メニューの [終了] をクリックして、テスト フォームを閉じます。

サービスへのアクセス

WCF サービスを参照するには

  1. [ファイル] メニューの [追加] をポイントし、[新しいプロジェクト] をクリックします。

  2. [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで、[Visual Basic] ノードまたは [Visual C#] ノードを展開し、[Windows] をクリックして [Windows フォーム アプリケーション] をクリックします。[OK] をクリックして、プロジェクトを開きます。

  3. [WindowsApplication1] を右クリックし、[サービス参照の追加] をクリックします。[サービス参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [サービス参照の追加] ダイアログ ボックスで [探索] をクリックします。

    サービス ペインに "Service1" と表示されます。

  5. [OK] をクリックして、サービス参照を追加します。

クライアント アプリケーションを構築するには

  1. ソリューション エクスプローラで Form1.vb または Form1.cs をダブルクリックして、Windows フォーム デザイナを開きます (フォーム デザイナがまだ開いていない場合)。

  2. ツールボックスから、フォームに TextBox コントロール、Label コントロールおよび Button コントロールをドラッグします。

  3. Button をダブルクリックし、Click イベント ハンドラで次のコードを追加します。

    Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, _
      ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
        Dim client As New ServiceReference1.Service1Client
        Dim returnString As String
    
        returnString = client.GetData(TextBox1.Text)
        Label1.Text = returnString
    End Sub
    private void button1_Click(System.Object sender, System.EventArgs e)
    {
        ServiceReference1.Service1Client client = new 
            ServiceReference1.Service1Client();
        string returnString;
    
        returnString = client.GetData(textBox1.Text);
        label1.Text = returnString;
    }
    
  4. ソリューション エクスプローラで、[WindowsApplication1] を右クリックし、[スタートアップ プロジェクトに設定] をクリックします。

  5. F5 キーを押してプロジェクトを実行します。テキストを入力して、ボタンをクリックします。すると、ラベルに "入力内容:" および入力したテキストが表示されます。

参照

処理手順

ASMX サービスと WCF サービスを利用するサンプル

履歴の変更

日付

履歴

理由

2008 年 7 月

C# の手順およびコードを追加。

情報の拡充