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方法 : Visual Studio 2005 のアドインを Visual Studio 2008 に更新する

  • [アーティクル]

更新 : 2007 年 11 月

Visual Studio 2005 のアドインを移行して、そのアドインと Visual Studio 2008 環境の互換性を確保できます。移行したアドインは、更新された機能および新機能にアクセスできます。

Bb513851.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

使用している設定またはエディションによっては、表示されるダイアログ ボックスやメニュー コマンドがヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。ここに記載されている手順は、全般的な開発設定が適用されているものとして記述されています。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

アンマネージ C++ アドインを Visual Studio 2008 に移行するには

  1. Visual Studio 2008 がインストールされているコンピュータで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VisualStudio\8.0\AddIns\<youraddinname>.<yourclassname> にあるレジストリ キーをエクスポートします。

  2. レジストリ キー エントリを開き、パスを HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VisualStudio\9.0\AddIns\<youraddinname>.<yourclassname> に変更します。

  3. レジストリ キーを Visual Studio 2008 がインストールされているコンピュータにコピーします。このレジストリ キーをダブルクリックし、エントリをレジストリに追加します。

  4. ソリューション フォルダ全体を、Visual Studio 2008 がインストールされているコンピュータにコピーします。

  5. Visual Studio 2008 を起動し、ソリューションを開きます。

    Visual Studio 変換ウィザードが起動します。

  6. Visual Studio 変換ウィザードを使用して、プロジェクトを Visual Studio 2008 の形式に変換します。

  7. 配置プロジェクトがある場合は、Visual Studio でそれを開いて、[レジストリ エディタ] を選択します。

    レジストリのアイコンが、ソリューション エクスプローラの上部にあるツール バーに表示されます。このアイコンを使用して、セットアップ プロジェクトに関連付けられたレジストリ キーを開きます。

  8. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VisualStudio\8.0\Addins\<youraddinname>.<yourclassname> でレジストリ キー エントリを開き、エントリの名前を HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VisualStudio\9.0\Addins\<youraddinname>.<yourclassname> に変更します。

    これにより、配置プロジェクトが更新されます。

  9. Office.dll の Microsoft.Office.Core.Commandbars を参照していないことを確認します。

    プロジェクトで "Office" を検索し、参照を削除します。CommandBars を使用する場合は、Microsoft.VisualStudio.CommandBars アセンブリへの参照を追加します。

  10. DTE へのバージョン番号の参照がバージョン 9.0 を指していることを確認します。

    プロジェクト ドキュメント全体で 8.0 を検索し、バージョン情報を 9.0 に更新します。

  11. EnvDTE90 アセンブリへの参照を追加します。

  12. 参照先を DTE オブジェクトから DTE2 オブジェクトに変更します。

    これにより、新機能にアクセスできるようになります。

  13. コードが更新されているかどうかを確認します。

  14. ソリューションをビルドし直し、アドインを実行します。

マネージ アドインを Visual Studio 2008 に移行するには

  1. マネージ アドインを含むソリューション フォルダ全体を、Visual Studio 2008 がインストールされているコンピュータにコピーします。

  2. Visual Studio 2008 を起動し、ソリューションを開きます。

    Visual Studio 変換ウィザードが起動します。このウィザードを使用して、プロジェクトを Visual Studio 2008 の形式に変換します。

  3. Office.dll への参照、および using Microsoft.Office.Core ステートメントがアドインに含まれている場合は、この参照とステートメントの両方を削除します。アドインでコマンド バーを使用する場合は、Microsoft.VisualStudio.CommandBars アセンブリへの参照を追加します。

  4. [プロジェクトのプロパティ] ページを開き、[デバッグ] ページを選択して、作業ディレクトリへのパスが正しいことを確認します。パスを Visual Studio 2008 の適切なディレクトリに更新します。パスは、\Program Files\Microsoft Visual Studio 9\Common7\IDE\ のようになります。

  5. [デバッグ] ページの [開始動作] で、[外部プログラムの開始] オプションに正しいパスが指定されていることを確認します。

    これにより、アドインに対してデバッガを実行するために Visual Studio のインスタンスが作成されます。パスは、\Program Files\Microsoft Visual Studio 9\Common7\IDE\devenv.exe のようになります。

  6. EnvDTE90 アセンブリへの参照を追加します。

  7. 参照先を DTE オブジェクトから DTE2 オブジェクトに変更します。

    これにより、新機能にアクセスできるようになります。

  8. コードが更新されているかどうかを確認します。

  9. ソリューションをビルドし直し、デバッグ モードでアドインを実行します。