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方法 : サービスのエンドポイントを選択する

更新 : 2007 年 11 月

WCF (Windows Communication Foundation) サービスの中には、クライアントがサービスとの通信に使用できるエンドポイントを複数公開するものがあります。たとえば、第 1 のエンドポイントでは HTTP バインディングおよびユーザー名とパスワードのセキュリティを使用し、第 2 のエンドポイントでは FTP および Windows 認証を使用するような場合です。第 1 のエンドポイントはファイアウォールの外側からサービスにアクセスするアプリケーションが使用し、第 2 のエンドポイントはイントラネットで使用されます。

このような場合は、サービス参照のコンストラクタに対するパラメータとして endpointConfigurationName を指定できます。

Bb628646.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

サービスのエンドポイントを選択するには

  1. WCF サービスへの参照を追加します。詳細については、「方法 : サービス参照を追加、更新、または削除する」を参照してください。

  2. コード エディタで、サービス参照のコンストラクタを追加します。

    Dim proxy As New ServiceReference.Service1Client(
    
    Bb628646.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    ServiceReference をサービス参照の名前空間に置き換え、Service1Client をサービスの名前に置き換えます。

  3. IntelliSense リストに、コンストラクタのオーバーロードが表示されます。endpointConfigurationName As String オーバーロードを選択します。

  4. オーバーロードの後に「= ConfigurationName」と入力します。ConfigurationName は、使用するエンドポイントの名前です。

    Bb628646.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    使用できるエンドポイントの名前がわからない場合は、app.config ファイルで検索できます。

WCF サービスで使用できるエンドポイントを検索するには

  1. ソリューション エクスプローラで、サービス参照を含むプロジェクトの app.config ファイルを右クリックし、[開く] をクリックします。ファイルがコード エディタに表示されます。

  2. ファイルで <Client> タグを探します。

  3. <Client> タグの下で、<Endpoint で始まるタグを探します。

    サービス参照が複数のエンドポイントを提供している場合は、複数の <Endpoint タグがあります。

  4. <EndPoint タグの内部には、name="SomeService" パラメータがあります (SomeService はエンドポイント名を表します)。これが、サービス参照のコンストラクタの endpointConfigurationName As String オーバーロードに渡すことのできるエンドポイントの名前です。

参照

処理手順

方法 : サービス参照を追加、更新、または削除する

概念

Visual Studio での Windows Communication Foundation サービスの概要

その他の技術情報

Visual Studio での WCF サービスの使用