Reporting Services での Team System 用レポートの管理
更新 : 2007 年 11 月
SQL Server レポート デザイナでレポートを作成して発行した後は、SQL Server Reporting Services のレポート マネージャを使用して、レポートを表示、整理、および構成できます。レポート マネージャを使用すると、関連のあるレポートをフォルダにグループ化し、パラメータとデータ ソースを調整し、自動レポートをスケジュールすることができます。また、レポートを保存するさまざまな方法を構成することもできます。たとえば、レポートのコピー (スナップショットとも呼ばれます) をレポート履歴として保存できます。また、レポートをエクスポートして保存し、ファイル共有に自動的にコピーすることもできます。
レポート マネージャを起動すると、最初に [コンテンツ] ページが開き、表示するアクセス許可のある項目が表示されます。項目を追加、削除、および移動するアクセス許可が与えられている場合もあります。詳細については、「[コンテンツ] ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。
レポートの操作
レポートをクリックすると、以下のタスクを実行できます。
レポートを表示する
レポートのプロパティを構成する
レポートの履歴を表示する
サブスクリプションを表示および変更する。
レポートの表示
[表示] タブを使用すると、レポートの結果を表示できます。パラメータを調整し、レポートをサブスクライブし、レポート内を移動できます。また、レポートの更新、エクスポート、印刷を行うこともできます。詳細については、「レポートの表示」を参照してください。
レポートのプロパティの構成
[プロパティ] タブを使用すると、レポートのさまざまな面を構成できます。[プロパティ] タブには、以下のページが含まれます。
レポートの名前、説明、または定義を変更する
[全般] ページでは、レポートの名前および説明を指定できます。また、レポートのコピーを編集して、または .rdl ファイルをアップロードして、レポートの定義を変更することもできます。詳細については、「[全般] プロパティ ページ (レポート、レポート マネージャ)」を参照してください。レポートのパラメータを変更する
[パラメータ] ページでは、レポートで取得するデータに適用するフィルタのパラメータを表示または変更できます。たとえば、日付範囲を指定して、レポートに表示されるデータを制限できます。発行前にレポート定義でパラメータが指定されていなかった場合、[パラメータ] ページは表示されません。詳細については、「[パラメータ] プロパティ ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。データ ソースの指定
[データ ソース] ページでは、レポートが外部データ ソースに接続する方法を定義できます。レポートの発行時に指定されていた接続情報をオーバーライドできます。このページを使用すると、異なるデータ ソースに対して実行できる単一のレポートを作成できます。詳細については、「[データ ソース] プロパティ ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。実行とキャッシュの構成
[実行] ページでは、レポートを処理するタイミングと頻度を制御できます。オフピーク時に実行するようにレポートを設定できます。また、多数のユーザーが同じレポートにアクセスする場合は、待ち時間がなくなるようにレポートをキャッシュできます。詳細については、「[実行] プロパティ ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。レポートの履歴の構成
[履歴] ページでは、レポートのスナップショットをレポート履歴に格納するかどうか、また格納する場合はその数を構成できます。詳細については、「[履歴] プロパティ ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。レポートのセキュリティの構成
[セキュリティ] ページでは、フォルダ、レポート、モデル、リソース、および共有データ ソースへのアクセスを決定するセキュリティの設定を構成できます。このページは、ユーザーが作成したアイテム、または変更するためのアクセス許可を持っているアイテムについてのみ使用できます。アイテムへのアクセスを定義するには、グループまたはユーザーを特定のロールに割り当てます。ロールでは、そのロールのメンバが実行できるタスクが指定されています。詳細については、「[セキュリティのプロパティ] ページ (アイテム、レポート マネージャ)」を参照してください。
レポートの履歴の表示
[履歴] タブを使用すると、レポートのスナップショットを作成、表示、および削除できます。各スナップショットには、特定の日時に取得されたレイアウトとデータが含まれます。レイアウトを変更した場合、またはデータが変化した場合、このような変更は、その変更が行われた後で取得されたスナップショットにのみ出現します。既に保存されているレポートのスナップショットは影響を受けません。基になっているレポートにアクセスできる場合にのみそのレポートの履歴を表示でき、一度に 1 つのレポートの履歴だけを表示できます。詳細については、「レポート履歴の管理」を参照してください。
サブスクリプションの表示と変更
[サブスクリプション] タブを使用すると、特定のレポートのサブスクリプションを作成、表示、および削除できます。サブスクリプションとは、特定の時刻に、またはイベントへの応答として、レポートを配信するように求める、継続的な要求です。サブスクリプションを使用することで、よく使用するレポートの配信をスケジュールおよび自動化できます。たとえば、夜間に行ったビルドとテスト実行の結果を、チーム宛ての電子メールで毎朝受け取ることができます。
2 種類のサブスクリプションを作成できます。
標準サブスクリプション
標準サブスクリプションは、サブスクリプション処理の間に変更できない静的な値で構成されます。標準サブスクリプションごとに、プレゼンテーション オプション、配信オプション、およびレポート パラメータの 1 つのセットを指定できます。データ ドリブン サブスクリプション
データ ドリブン サブスクリプションは、プレゼンテーション オプション、配信オプション、およびレポート パラメータを、実行時にデータ ソースから取得します。受信者ごとにレポート出力を変更する場合は、データ ドリブン サブスクリプションを使用します。詳細については、「データ ドリブン サブスクリプション」を参照してください。
サブスクリプションごとに、レポートを自動的に電子メールで配信したり、ファイル共有にコピーしたりできます。配信の詳細、スケジュール、およびパラメータの値を構成します。詳細については、「サブスクリプションの概要」を参照してください。
参照
処理手順
方法 : レポート デザイナを使用してレポートを検索および編集する