ASP.NET でのエンティティ デザイナの使用
ADO.NET Entity Data Model デザイナ (エンティティ デザイナ) および Entity Data Model ウィザードは、以下の種類の ASP.NET Visual Studio プロジェクトで使用できます。
ASP.NET Web アプリケーション
ASP.NET Web サービス
ASP.NET Web サイト
ASP.NET Web アプリケーションおよび Web サービス プロジェクト
ASP.NET Web アプリケーションおよび Web サービス プロジェクトでは、エンティティ デザイナと Entity Data Model ウィザードは、クラス ライブラリ、コンソール アプリケーション、および Windows アプリケーションの各種プロジェクトの場合とほぼ同様に機能します。異なる点は、Entity Data Model ウィザードで、接続文字列情報が App.Config ファイルではなく Web.Config ファイルに格納されることだけです。
ASP.NET Web サイト プロジェクト
ASP.NET Web サイト プロジェクトでエンティティ デザイナおよび Entity Data Model ウィザードを使用する場合は、他の種類のプロジェクトとは以下の点が異なることに注意する必要があります。
Entity Data Model ウィザードで、System.Data、System.Data.Entity、System.Core、System.Security、および System.Runtime.Serialization の各アセンブリへの参照が追加されるだけでなく、System.Data.Entity.Design アセンブリへの参照も追加されます。System.Data.Entity.Design アセンブリには、ASP.NET ビルド環境の EDM ビルド プロバイダが含まれています。
モデル情報を格納する .edmx ファイルはコードと見なされるため、ASP.NET Web サイト プロジェクトの App_Code フォルダ (またはサブフォルダ) に追加する必要があります。.edmx ファイルを別のディレクトリに追加した場合、モデルは ASP.NET の EDM ビルド プロバイダで処理されません。ASP.NET でのプロジェクトのコンパイル方法の詳細については、「ASP.NET コンパイルの概要」を参照してください。
Entity Data Model ウィザードで、EDM ビルド プロバイダが Web.Config ファイルに登録されます。
ASP.NET Web アプリケーションの例
Entity Data Model を使用するサンプルの ASP.NET Web アプリケーションを構築するには、「チュートリアル : Course Manager Web アプリケーションの作成」を参照してください。