正規関数 (Entity SQL)

このセクションでは、すべてのデータ プロバイダがサポートし、あらゆるクエリ テクノロジで使用されている正規関数について説明します。正規関数は、プロバイダが拡張することはできません。

これらの正規関数は、プロバイダの対応するデータ ソース機能に変換されます。これによって、全データ ソースに共通する形式で表現される関数を呼び出すことができます。

これらの正規関数はデータ ソースから独立しているため、正規関数の引数の型と戻り値の型は、エンティティ データ モデル (EDM) の型の語句で定義されます。ただし、データ ソースの中には EDM のすべての型をサポートしていないものもあります。

Entity SQL クエリで正規関数を使用すると、適切な関数がデータ ソースで呼び出されます。

すべての正規関数は、NULL が入力された場合の動作と明示的に指定されたエラー状況の両方を含んでいます。ストア プロバイダはその動作に従う必要がありますが、エンティティ フレームワーク にはこの動作が適用されません。

LINQ のシナリオの場合、エンティティ フレームワーク に対するクエリでは、基になるデータ ソース内のメソッドへの CLR メソッドのマッピングも行われます。特定の一連のメソッドが適切にマップされるように、CLR メソッドはデータ ソースに関係なく正規関数にマップされます。

正規関数の名前空間

正規関数の名前空間は Edm です。Edm 名前空間は、自動的にすべてのクエリに含まれます。ただし、Edm 名前空間に正規関数と同じ名前の関数を含む別の名前空間がインポートされている場合は、名前空間を指定する必要があります。

このセクションのトピック

参照

概念

Entity SQL の概要
Entity SQL リファレンス
EDM 正規関数と SQL Server 関数とのマッピング