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方法 : グリッドから行と列を削除する

更新 : 2008 年 7 月

Windows Presentation Foundation (WPF) の Grid コントロールでは、グリッドベースのレイアウトを作成することにより、コントロールの位置を簡単に決定したり調整したりできます。デザイン時に、Windows Presentation Foundation (WPF) Designer for Visual Studio で Grid コントロールから行と列を削除できます。

行または列を削除すると、その行または列にあったコントロールを再配置する必要があります。それには、影響を受けるコントロールの Grid.Row プロパティまたは Grid.Column プロパティを変更します。

ここでは、Grid から行と列を削除する 3 つの方法について説明します。グリッドに行と列を追加する方法の詳細については、「方法 : グリッドに行と列を追加する」を参照してください。

デザイナの使用

Visual Studio 2008 SP1 からは、デザイン ビューで、Grid コントロールから既存の行や列を削除できるようになりました。

デザイナを使用してグリッドから行と列を削除するには

  1. WPF デザイナで、少なくとも 2 つの列または 2 つの行を持つ Grid コントロールを選択します。

  2. グリッド レールのグリッド線インジケータ上にポインタを移動します。

    グリッド線インジケータがオレンジ色に変わり、マウス ポインタが変わって再配置を示します。

  3. グリッド線インジケータをグリッドの外にドラッグします。

    クリックすると、グリッド線とグリッド線インジケータが赤色に変わります。グリッドの外にドラッグすると、マウス ポインタが変わって、削除を示す [X] が表示されます。

  4. マウスのボタンを離します。

    グリッド線と、それに対応する行または列が削除されます。残りの行と列のプロパティは、適切に更新されます。

コレクション エディタの使用

コレクション エディタを使用して Grid から行と列を削除できます。コレクション エディタを使用して行と列を構成すると、デザイン ビューと XAML ビューが自動的に更新されます。

コレクション エディタを使用してグリッドから行を削除するには

  1. WPF デザイナで、Grid コントロールを選択します。

  2. [プロパティ] ウィンドウで RowDefinitions プロパティを見つけ、プロパティの値列の省略記号ボタンをクリックします。

    [コレクション エディタ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 左側のペインで、削除する RowDefinition をクリックします。

  4. [項目を削除します] をクリックし、行を削除します。

  5. (省略可能) 削除する行が複数ある場合は、手順 3. と手順 4. を繰り返します。

  6. [OK] をクリックして [コレクション エディタ] を閉じ、WPF デザイナに戻ります。

コレクション エディタを使用してグリッドから列を削除するには

  1. WPF デザイナで、Grid コントロールを選択します。

  2. [プロパティ] ウィンドウで ColumnDefinitions プロパティを見つけ、プロパティの値列の省略記号ボタンをクリックします。

    [コレクション エディタ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 左側のペインで、削除する ColumnDefinition をクリックします。

  4. [項目を削除します] をクリックし、列を削除します。

  5. (省略可能) 削除する列が複数ある場合は、手順 3. と手順 4. を繰り返します。

  6. [OK] をクリックして [コレクション エディタ] を閉じ、WPF デザイナに戻ります。

XAML エディタの使用

XAML エディタで行または列を削除することにより、手動で Grid から行と列を削除することもできます。デザイン ビューは自動的に更新されます。

XAML エディタを使用してグリッドから行と列を削除するには

  1. XAML エディタで、行と列が含まれる Grid 要素を見つけます。例を次に示します。

    <Grid>
        <Grid.RowDefinitions>
            <RowDefinition Height="100" />
            <RowDefinition Height="Auto" />
            <RowDefinition Height="*" />
            <RowDefinition Height="5*" />
        </Grid.RowDefinitions>
        <Grid.ColumnDefinitions>
            <ColumnDefinition Width="100" />
            <ColumnDefinition Width="Auto" />
            <ColumnDefinition Width="*" />
            <ColumnDefinition Width="5*" />
        </Grid.ColumnDefinitions>
    </Grid>
    
  2. 不要になった行と列を削除します。

参照

処理手順

チュートリアル : 動的レイアウトの構築

概念

WPF デザイナでの整列

絶対配置と動的配置によるレイアウト

その他の技術情報

WPF コンテナ コントロール

履歴の変更

日付

履歴

理由

2008 年 7 月

デザイナを使用してグリッドから行と列を削除する手順を追加。

SP1 機能変更