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方法 : IIS 7.0 の登録に関する警告を抑制する

  • [アーティクル]

更新 : 2007 年 11 月

validation 要素は、Web アプリケーションの Web.config が IIS 7.0 統合モード用に正しく構成されていることをインターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) でチェックするかどうかを制御します。validation 要素の validationConfigurationModeConfiguration 属性を true (既定値) に設定すると、次の条件のいずれかに該当する場合に統合モードの移行に関する警告が発生します。

  • httpModules セクションが定義されている。

  • httpHandlers セクションが定義されている。

  • identity 要素で、Impersonate 属性が true に設定されている。

状況によっては、このチェックおよび関連する警告メッセージを抑制することが必要になる場合があります。その後、アプリケーションの Web.config ファイルに、IIS 6.0 およびクラシック モードで実行される IIS 7.0 のための設定を含めることができます。さらに、統合モードで実行される IIS 7.0 の設定を含めることもできます。このとき、別の Web.config ファイルを用意する必要はありません。

このトピックでは、チェックを実行しないようにする方法について説明します。Web アプリケーションを IIS 7.0 に移行する方法の詳細については、「IIS 6.0 から IIS 7.0 への ASP.NET アプリケーションの移行」を参照してください。

統合モードの警告の抑制

アプリケーションをクラシック モードから統合モードに変更したときに、クラシック モード (および IIS 6.0) のカスタム モジュールとハンドラの登録をそのままにしておく場合は、警告メッセージが表示されないように validation 要素を設定する必要があります。

Bb907625.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

エラー メッセージを表示しないようにすると、IIS はサポートされていない Web.config 構成をチェックしません。

統合モードの警告を抑制するには

  1. Web.config ファイルを開きます。

    アプリケーションに Web.config ファイルがない場合は、Web.config ファイルを作成します。詳細については、「ASP.NET 構成ファイルの編集」を参照してください。

  2. Web.config ファイルに system.webServer セクションがまだ含まれていない場合は、次の例に示すように configuration 要素内に作成します。

    <configuration>
  <system.webServer>
  </system.webServer>
</configuration>

  3. system.webServer 要素内に validation 要素を作成します。

  4. validationConfigurationModeConfiguration 属性を追加し、false に設定します。

    IIS の移行に関する警告メッセージを表示しないように構成された system.webServer セクションの例を次に示します。

    <configuration>
  <system.webServer>
    <validation validationConfigurationModeConfiguration="false">
  </system.webServer>
</configuration>

参照

概念

Windows Vista での IIS 7.0 および Visual Studio を使用した Web アプリケーションの実行

Windows Server 2008 での IIS 7.0 および Visual Studio を使用した Web アプリケーションの実行