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方法 : サービスの Web.config ファイルのプロパティを確認または修正する

  • [アーティクル]

更新 : 2007 年 11 月

Team Foundation Server のいずれかの Web.config ファイルに名前空間情報が含まれていたり、偽装が有効にされていると、Team Foundation の Web サービスにアクセスしようとしたときに問題が発生する可能性があります。Web.config ファイルの概要については、「Team Foundation Server の構成設定の管理」を参照してください。

Web.config ファイル内の名前空間情報は、ファイルやアセンブリの読み込み動作の障害になります。タイトルが空欄になった警告やその他のイベント エラーは、システムがファイルまたはアセンブリを読み込むことができないことを示している可能性があります。通常、名前空間情報は、Web.config ファイルをインターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャの [ASP.NET] タブで編集したときに追加されます。

Team Foundation Server に使用されている Web サイトまたは仮想ディレクトリで偽装を有効にすることは避けてください。偽装を有効にした場合、SQL Server で定義されたログイン アカウントを持たないすべてのユーザーに対し、SQL Server サービスのログイン エラーが表示されます。

Bb909707.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

SharePoint 製品とテクノロジおよび SQL Server Reporting Services については偽装を有効にできます。これはサポートされた構成です。.NET 接続アプリケーションでは、偽装を使用することにより、アプリケーションをクライアントのコンテキストで実行できます。詳細については、Microsoft の Web サイトの Visual Studio Developer Center で「ASP.NET の偽装」を参照してください。

これらの問題を修正するには、テキスト エディタまたは XML エディタを使用して、Team Foundation の Web.config ファイルに修正を加えます。

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、Team Foundation のアプリケーション層サーバーの Administrators セキュリティ グループのメンバである必要があります。

名前空間情報を削除したり偽装を無効にしたりするには

  1. アプリケーション層サーバーにログオンします。

  2. Windows エクスプローラを開き、Team Foundation の各 Web サービスに対応する Web.config ファイルを探します。Web.config ファイルの格納場所については、「方法 : Team Foundation Server コンポーネントの構成設定を変更する」を参照してください。

  3. 次の表を参照し、適切な Web.config ファイルを探します。

    名前空間情報の削除対象

    場所

    Team Foundation Server の Web サイト

    ルート Web サービス ディレクトリ

    Team Foundation のサービス

    Services サブディレクトリ

    Team Foundation ビルド サービス

    Build サブディレクトリ

    バージョン管理サービス

    VersionControl サブディレクトリ

    作業項目トラッキング サービス

    WorkItemTracking サブディレクトリ

  4. テキスト エディタまたは XML エディタでファイルを開きます。

    Bb909707.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    管理資格情報を使用してログオンした場合でも、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、管理者としてメモ帳を開く必要があります。管理者としてメモ帳を開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

  5. 次の要素を探します。

    <configuration xmlns="https://schemas.microsoft.com/.NetConfiguration/v2.0">

    xmlns 属性を削除します。属性を削除した状態の要素を次に示します。

    <configuration>

  6. 次の文字列を探します。

    <identity impersonate="true" />

  7. この値を "true" から "false" に変更するか、この行を削除します。

  8. ファイルを保存し、閉じます。

  9. コンピュータ自体に対して、偽装が無効になっていることを確認します。

    1. Windows エクスプローラを開き、%.NET Framework runtime install path%\Config ディレクトリを探します。

      このディレクトリの既定の場所は Drive:\WINNT\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\CONFIG です。

    2. machine.config ファイルをメモ帳または XML テキスト エディタで開きます。

    3. 次の文字列を検索します。

      <identity impersonate="true" />

      見つかった場合は、この値を "true" から "false" に変更するか、この行を削除します。

    4. ファイルを保存し、閉じます。

  10. Team Foundation Server の Web サービス アプリケーションをいったん終了してから再起動すると、変更が有効になります。

参照

処理手順

方法 : Team Foundation Server コンポーネントの構成設定を変更する

概念

Team Foundation Server のコンポーネントにおけるグローバルな Web.Config ファイルの設定

Team Foundation Server コンポーネントにおけるサービスの Web.Config ファイルの設定

その他の技術情報

Team Foundation Server の構成設定の管理

Web サービスへのアクセスの問題を解決する

接続と構成の修正手順