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_set_SSE2_enable

更新 : 2007 年 11 月

CRT 数値演算ルーチンで、Streaming SIMD Extensions 2 Instructions (SSE2) 命令の使用を有効または無効にします。

int _set_SSE2_enable(
   int flag
);

パラメータ

  • flag
    SSE2 の実装を有効にする場合は 1。SSE2 の実装を無効にする場合は 0。既定では、SSE2 の実装をサポートするプロセッサでは有効になっています。

戻り値

SSE2 の実装が有効になっている場合は 0 以外の値、無効になっている場合は 0 を返します。

解説

以下の関数には、_set_SSE2_enable で有効にできる SSE2 の実装があります。

上記の関数の SSE2 の実装は、既定の実装とは結果が多少異なる場合があります。これは、SSE2 の中間値は 64 ビットの浮動小数点値で、既定の実装の中間値は 80 ビットの浮動小数点値であるからです。

SSE2 の実装は、すべての例外がマスクされる場合に限り使用されます。例外をマスクするには、_control87、controlfp を使用します。

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_set_SSE2_enable

<math.h>

互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。

使用例

// crt_set_SSE2_enable.c
// processor: x86
#include <math.h>
#include <stdio.h>

int main()
{
   int i = _set_SSE2_enable(1);

   if (i)
      printf("SSE2 enabled.\n");
   else
      printf("SSE2 not enabled; processor does not support SSE2.\n");
}

SSE2 enabled.

.NET Framework の相当するアイテム

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

参照

参照

C ランタイム ライブラリ