COM+ サービスを構成する属性の適用

[アーティクル]
09/17/2008

ここでは、System.EnterpriseServices 名前空間の各デザイン時の属性の既定値を示します。各属性の既定値を知ることによって、コード内の不要な属性を排除できます。メタデータに対する属性の役割に習熟していない場合は、「属性を使用したメタデータの拡張」を参照してください。

次の情報は、各サービス関連属性の既定の使用方法に関するものです。

属性スコープ。属性をメソッドやクラスのみに適用するか、アセンブリ全体に適用するかを示します。
属性未構成時の既定値。属性がコードから省略されたときに、COM+ によって項目に割り当てられる値を表示します。たとえば JustInTimeActivationAttribute 属性をクラスから省略すると、COM+ によって既定値が False に設定されます。
属性構成時の既定値。属性を適用し属性値を省略したときに、COM+ によって項目に割り当てられる値を表示します。

サービス関連の属性

次の表では、サービス関連の属性のスコープ、属性構成時および属性未構成時の既定値を示します。

属性	属性スコープ	属性未構成時の既定値	属性構成時の既定値
ApplicationAccessControlAttribute	アセンブリ	True	True
ApplicationActivationAttribute	アセンブリ	ライブラリ	既定値なし
ApplicationIDAttribute	アセンブリ	生成された GUID	既定値なし
ApplicationNameAttribute	アセンブリ	アセンブリ名	既定値なし
ApplicationQueuingAttribute	アセンブリ	既定値なし	既定値なし
AutoCompleteAttribute	メソッド	False	True
ComponentAccessControlAttribute	クラス	False	True
COMTIIntrinsicsAttribute	クラス	False	True
ConstructionEnabledAttribute	クラス	False	True
DescriptionAttribute	アセンブリクラスメソッドインターフェイス	既定値なし	既定値なし
EventClassAttribute	クラス	既定値なし	FireInParallel = False AllowInprocSubsribers = True PublisherFilter = Null
EventTrackingEnabledAttribute	クラス	False	True
ExceptionClassAttribute	クラス	既定値なし	既定値なし
IISIntrinsicsAttribute	クラス	False	True
InterfaceQueuingAttribute	クラスインターフェイス	False	True
JustInTimeActivationAttribute	クラス	False	True
LoadBalancingSupportedAttribute	クラス	False	True
MustRunInClientContextAttribute	クラス	False	True
ObjectPoolingAttribute	クラス	False	True
PrivateComponentAttribute	クラス	既定値なし	Private
SecureMethodAttribute	アセンブリクラスメソッド	既定値なし	既定値なし
SecurityRoleAttribute	アセンブリクラスインターフェイス	既定値なし	既定値なし
SynchronizationAttribute	クラス	False	SynchronizationOption.Required
TransactionAttribute	クラス	False	TransactionOption.Required TransactionIsolationLevel.Serializable Timeout = infinite

COM+ サービスを構成する属性の適用

関連項目

タスク

参照

概念

その他の技術情報

その他のリソース