PUT、POST、および DELETE (ADO.NET Data Services フレームワーク)
ADO.NET Data Services からアクセス可能なストレージ内のデータは、HTTP 要求の PUT、POST、および DELETE メソッドを使用して変更できます。データベース管理システムでは、SQL 構文によって提供される UPDATE、INSERT、および DELETE ステートメントを使用してデータの変更を行います。ADO.NET Data Services でこれらの操作を行う PUT、POST、および DELETE メソッドは、HTTP 要求の Method ヘッダーで指定されます。
ADO.NET Data Services の HTTP PUT メソッドは、データ サービスの値を更新することによってエンティティを置き換えるために使用します。HTTP POST は新しいエンティティを作成するために使用し、HTTP DELETE はデータ サービスおよび基になるデータベース ストレージからエンティティを削除するために使用します。
PUT、POST、および DELETE の共通仕様
メソッドをサポートしていない URI に PUT、POST、または DELETE 要求を送信すると、応答コード "405 メソッドはサポートされていません" が返されます。
「PUT メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)」、「POST メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)」、および「DELETE メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)」の各トピックでは、ADO.NET Data Service の URI の各クラスに対して使用できる動詞が示されています。
「Hypertext Transfer Protocol, RFC 2616」によると、応答のステータス コードに応答コード "405 メソッドはサポートされていません" が含まれている場合、その応答には、PUT、POST、または DELETE のどのメソッドがこの種類のリソースに対して使用できるかを指定するリストを含む ALLOW ヘッダーが含まれます。
ADO.NET Data Service リソースの状態の変更を目的とした HTTP 要求を実行する際に、この操作が PUT、POST、および DELETE の各セクションの規則で定義された ADO.NET Data Service スキーマの違反となる可能性がある場合、この要求のエラーを示す 4xx の範囲のステータス コードが返されます。
- リソースの状態の変更を目的とした HTTP 要求の実行では、副作用の発生が許容されます。
PUT、POST、バインド/バインド解除
ADO.NET Data Service のリソースの種類は、その他のリソースの種類に関連付けられている場合があります。このような関連付けは、ナビゲーション プロパティとリンクを使用して表記されます。このような種類の定義については、「ADO.NET Data Services フレームワークの用語」を参照してください。
リレーションシップの基数は、データ サービスのスキーマを調べることによって決定できます。EntityType の 2 つのインスタンスを関連付けることは、バインドと呼ばれています。2 つのインスタンスの関連付けを解除することは、バインド解除と呼ばれています。
「PUT メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)」および「POST メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)」の各トピックでは、ADO.NET Data Service リソースを表す各 URI に対する PUT/POST 要求によってバインド/バインド解除がサポートされているかどうかが示されています。
参照
概念
PUT メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)
POST メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)
DELETE メソッド (ADO.NET Data Services フレームワーク)