Visual Basic における変数
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic で計算を実行するときに、しばしば値を格納する必要が生じます。たとえば、複数の値を計算、比較し、比較の結果に応じて異なる処理を実行する場合があります。値を比較するためは、値を保持する必要があります。
使用法
Visual Basic では、ほとんどのプログラミング言語と同様に、変数を使って値を格納します。変数には、変数に格納されている値を参照するときに使用する「名前」があります。変数はデータ型も持っています。これにより、変数に格納できるデータの種類が決まります。密接な関係を持つ一連のデータ項目にインデックスを付けて格納する必要がある場合は、変数を配列として使用することもできます。
Visual Basic 2008 ではローカル型の推定が導入されていますが、これを使用すると、データ型を明示的に指定せずに変数を宣言できます。その代わりに、コンパイラは変数の型を初期化式の型から推測します。詳細については、「ローカル型の推論」を参照してください。
値の代入
計算を実行して結果を変数に代入するには、次の例のように、代入ステートメントを使用します。
' The following statement assigns the value 10 to the variable.
applesSold = 10
' The following statement increments the variable.
applesSold = applesSold + 1
' The variable now holds the value 11.
メモ : |
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この例で使用されている等号 (=) は、等値演算子ではなく代入演算子です。値は変数 applesSold に代入されます。 |
詳細については、「方法 : 変数に値を格納する、および変数から値を取得する」を参照してください。
変数とプロパティ
変数と同様、プロパティもユーザーがアクセス可能な値を表します。ただし、プロパティは変数よりも複雑です。プロパティはコード ブロックを使用して、プロパティの値を設定および取得する方法を制御します。詳細については、「Visual Basic のプロパティと変数の違い」を参照してください。
参照
処理手順
Visual Basic における変数のトラブルシューティング