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CWindow クラス

更新 : 2007 年 11 月

このクラスには、ウィンドウを操作するためのメソッドが用意されています。

class CWindow

解説

CWindow は、ATL (Active Template Library) でウィンドウを操作するための基本的な機能を提供します。CWindow のメソッドの多くは、Win32 API 関数のいずれかをラップしているにすぎません。たとえば、CWindow::ShowWindowShowWindow のプロトタイプを比較してみます。

CWindow メソッド

Win32 関数

BOOL ShowWindow( intnCmdShow );

BOOL ShowWindow( HWNDhWnd, intnCmdShow );

CWindow::ShowWindow は、最初のパラメータとして CWindow::m_hWnd を渡し、ShowWindow Win32 関数を呼び出します。Win32 関数を直接ラップする CWindow のメソッドはすべて m_hWnd メンバを渡します。したがって、CWindow のドキュメントでは、ほとんどの部分で Windows SDK を参照することになります。

d19y607d.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ウィンドウ関連の Win32 関数がすべて CWindow でラップされているわけではありません。また、CWindow のすべてのメソッドが Win32 関数をラップしているわけでもありません。

CWindow::m_hWnd は、ウィンドウを識別する HWND を格納します。HWND は、次の操作を行ったときにオブジェクトにアタッチされます。

  • CWindow のコンストラクタで HWND を指定したとき

  • CWindow::Attach を呼び出したとき

  • CWindowoperator = を使ったとき

  • CWindow から派生した次のいずれかのクラスを使って、ウィンドウを作成またはサブクラス化したとき

    CWindowImpl   新しいウィンドウを作成したり、既存のウィンドウをサブクラス化できます。

    CContainedWindow   別のオブジェクトに含まれているウィンドウを実装します。新しいウィンドウを作成したり、既存のウィンドウをサブクラス化できます。

    CDialogImpl   モーダルまたはモードレスのダイアログ ボックスを作成できます。

ウィンドウの詳細については、Windows SDK の「Windows」および後続のトピックを参照してください。ATL でのウィンドウの使い方の詳細については、「ATL ウィンドウ クラス」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : atlwin.h

参照

その他の技術情報

CWindow のメンバ

ATL クラスの概要