ダイナミック データ エクスチェンジ (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
更新 : 2007 年 11 月
ダイナミック データ エクスチェンジ (DDE: Dynamic Data Exchange) は Visual Basic 2008 でサポートされなくなりました。
概念の違い
ダイナミック データ エクスチェンジ (DDE) は、Visual Basic 3.0 でアプリケーション間の情報交換のために使用された初期のテクノロジです。最近のバージョンの Visual Basic では DDE の代わりに OLE オートメーションが使用されていましたが、DDE は下位互換性を提供するために Visual Basic 6.0 までサポートされていました。
Visual Basic .NET 2002 の導入に伴い、DDE はサポートされなくなりました。DDE のみをサポートするレガシ アプリケーションと情報を交換する必要がある Visual Basic アプリケーションは、Visual Basic 6.0 を使用してください。
次に示す DDE のプロパティ、メソッド、およびイベントは、使用できません。
カテゴリ |
名前 |
---|---|
プロパティ |
LinkItem LinkMode LinkTimeOut LinkTopic |
メソッド |
LinkExecute LinkPoke LinkRequest LinkSend |
イベント |
LinkClose LinkError LinkExecute LinkNotify LinkOpen |
また、Clipboard オブジェクトの vbCFLink 定数も使用できません。
アップグレード メモ
Visual Basic 6.0 アプリケーションを Visual Basic 2008 にアップグレードしても、DDE のプロパティやメソッドを参照するコードと DDE イベント プロシージャ内のコードはアップグレードされず、警告がコードに追加されます。
参照
概念
Form オブジェクト (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
Label コントロール (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
PictureBox コントロール (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)