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データベース アプリケーションの作成手順

更新 : 2007 年 11 月

以下の表にはデータベース アプリケーションを作成するときのプログラマとフレームワークの役割分担を示します。

d8adkd06.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Visual C++ .NET では、Visual C++ 開発環境およびウィザードでは DAO はサポートされなくなりました (DAO クラスは含まれているので、このクラスを使うことはできます)。新しい MFC プロジェクトでは ODBC を使用することをお勧めします。DAO は、既存のアプリケーションを保守するためだけに使用してください。

データベース アプリケーションの作成

作業

プログラマの作業

フレームワークの働き

MFC ODBC クラスと MFC DAO クラスのどちらを使用するかの決定

新しい MFC プロジェクトに対しては ODBC を使用します。DAO を使用するのは、既存のアプリケーションを保持する場合だけです。「DAO と ODBC の使い分け」を参照してください。一般的な情報については、「データ アクセス プログラミング」を参照してください。

データベース アクセスをサポートするクラスを提供します。

データベース オプションを持つスケルトン アプリケーションの作成

MFC アプリケーション ウィザードを実行します。[データベース サポート] ページでオプションを選択します。レコード ビューを作成するオプションを選択した場合は、次も指定します。

  • データ ソース名とテーブル名

  • クエリ名

MFC アプリケーション ウィザードはファイルを作成し、ファイルに含める内容を指定します。指定するオプションに応じて、ファイルにレコードセット クラスを含める場合もあります。

データベースのフォームのデザイン

Visual C++ ダイアログ エディタを使用してレコード ビュー クラスのダイアログ テンプレート リソースにコントロールを挿入します。

MFC アプリケーション ウィザードは空のダイアログ テンプレート リソースを作成します。

必要ならば、追加するレコード ビューとレコードセット クラスの作成

[クラス ビュー] を使用してクラスを作成し、ダイアログ エディタを使用してビューを作成します。

[クラス ビュー] が新しいクラスの追加ファイルを作成します。

必要ならば、レコードセット オブジェクトをコードを書いて作成。各レコードセットを使用したレコードの操作

レコードセットは、ウィザードで CRecordset から派生させたクラスを基にしています。

ODBC は、レコード フィールド エクスチェンジ (RFX: Record Field Exchange) を使用してデータベースとレコードセットのフィールド データ メンバとの間でデータを交換します。レコード ビューを使用している場合は、ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX: Dialog Data Exchange) を使用してレコードセットとレコード ビューのコントロールとの間でデータを交換します。

または、開くデータベースごとに CDatabase を明示的にコードを書いて作成

レコードセット オブジェクトのベースをデータベース オブジェクトにします。

データベース オブジェクトはデータ ソースへのインターフェイスを提供します。

レコードセットへのデータ列の動的な連結

ODBC では、派生したレコードセット クラスに連結を管理するコードを追加します。詳細については、「レコードセット : データ列を動的に結び付ける方法 (ODBC)」を参照してください。

 

参照

概念

フレームワークを使ったアプリケーションの作成

MFC アプリケーションの作成手順

OLE アプリケーションの作成手順

ActiveX コントロールの作成手順