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Visual Basic 2005 への WebClass プロジェクトのアップグレード

更新 : 2007 年 11 月

Visual Basic 6.0 の WebClass プロジェクト (IIS アプリケーション プロジェクトとも呼ばれます) を ASP.NET Web アプリケーション プロジェクトにアップグレードするには、アップグレード ウィザードを使用します。WebClass プロジェクトのアップグレード手順は、他の種類のプロジェクトと基本的には同じですが、いくつかの注意事項があります。

WebClass プロジェクトのアップグレード

WebClass プロジェクトをアップグレードすると、既定では projectname.NET という新しい名前のプロジェクトが作成されます。projectname は、Visual Basic 6.0 プロジェクトの名前です。

Visual Basic 6.0 の WebClass プロジェクトを ASP.NET にアップグレードすると、プロジェクトの .asp ファイルが .aspx ファイルにアップグレードされます。HTML テンプレート ファイル内の .asp ファイルへの参照は、自動的には .aspx 参照に変更されません。テンプレート ファイルには WebClass プロジェクトの一部ではない他の .asp ファイルへの参照が含まれていることがあるため、参照はアップグレードされません。

また、アップグレード時に新しいプロジェクト ディレクトリにファイルがコピーされる場合は、HTML テンプレート ファイルだけがコピーされます。その他の .html ファイルやイメージ ファイルは、新しいディレクトリにコピーされません。

ASP.NET Web アプリケーション プロジェクトに追加した HTML ファイルは、既定でコンテンツ ファイルとして追加されます。WebClass プロジェクトをアップグレードすると、HTML ファイルは埋め込まれたリソースとして追加されます。アップグレード後に HTML ファイルをプロジェクトに追加する場合は、ファイルの [ビルド アクション] プロパティを [埋め込まれたリソース] に設定する必要があります。このように設定することで、HTML ファイルをアプリケーションに対して表示できるようになります。

d8b6e96t.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

HTML ファイルの完全パスを指定すると、埋め込まれていない HTML ファイルを参照できます。

Visual Basic 6.0 WebClass プロジェクトを初めてアップグレードするまでに ASP.NET Web アプリケーションを作成したことがない場合は、プロジェクトの StartUp オブジェクトを設定する必要があります。そのためには、アップグレード後のプロジェクトを実行する前に、.aspx ファイルを右クリックしてショートカット メニューの [スタート ページに設定] をクリックします。

参照

概念

WebClass (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)

その他の技術情報

以前のバージョンの Visual Basic で作成されたアプリケーションのアップグレード